ハンチョウ6〜警視庁安積班〜
(2013年1月期・TBS・月曜20時枠)

原作・今野敏、脚本・大川俊道、演出・酒井聖博。

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第4話 アメ横〜川越…伝説の女スリが狙ったサイフ

脚本/岡芳郎 演出/荒井光明
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小池と安積は久米島から尾崎が藤堂外務大臣の警護の為、
そして結城が八丈島署からの応援要請でそれぞれ出払って
いる事を聞かされる中、向島中央署から観光目的で来る
人へのスリや強盗が多発している事を受けて、安積たちにも
応援要請が有る事を聞かされる。二人は一般人に紛れ込んで
スリ被害を減らすべく巡回すると、一人の老婦人・里枝が親切
にしてくれる外国人から財布を抜き取っているのを目の前にし
て現行犯で捕まえる。彼女の家を家宅捜索すると、長谷川愛
のものだと思われる財布が見つかるが、彼女は一ヶ月前から
行方知れずになっている事が判明する。

永岡卓也さんのクレジットが思わず長岡になっていたという
事でツイッターでもツッコミが入っていた。時代と共に
改名したりする俳優さんは多いけど、ここでは単なるミスのようだ。
字幕なんかで見ているとミスが多いのは目立つのだけど、
自分の書いている過去の文章を覗くと、一ページに一カ所
程度はケアレスミスが有ったり、文法のミスがあるので
多くは突っ込めないものが有る。

ドラマでは、認知症の初期段階にある人物の事を信じるのか否か。
それ以前に他人の事を信じなければ自分の事も信じて貰えないと
いうのは当たり前のことなので、安積が容疑者を信じていく事に
なるけど、そんな彼の人間性によって容疑者が口を割っていくと
いう所はこのドラマらしい部分ではある。
そして今回のドラマの本質が自分自身を信じられない男性が、
母親との間に於いても信用不信・人間不信となって現れている
という事で人生に於いて不遇な一面を感じているという事だろう
か。
母親が泥棒する事によって他人から奪い取った金で育ったという
事で自分の事も母の事も恥じている男性。泥棒によって別れた
家族が泥棒した事でまた引き戻されるという何という因果なの
かという感じのネタだった。

個人的に埼玉出身なので川越など見慣れた場所がロケーション
として現れると嬉しい。今やどの地域でも自治体がフィルムコ
ミッションの形で地域活性化を図ろうとしているので、ドラマ
誘致にも引っ張りだこなのだろう。

とても面白い内容だったが、この部署の存在意義が、完全に
相棒の"特命係"化しているのが気になるな。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、特捜一係・警部補)
尾崎誠 …… 小澤征悦 (38歳、特捜一係・警部補)
小池竜也 …… 福士誠治 (25歳、特捜一係・巡査)
結城沙緒里 …… 比嘉愛未 (25歳、特捜一係・巡査)

丸岡喜一郎 …… 六平直政 (48歳、鑑識課)
木村千春 …… 加藤夏希 (24歳、鑑識課)
真山塔子 …… 高島礼子 (捜査一課長)
城戸章弘 …… 合田雅吏 (捜査一課管理官)
川口総太郎 …… 里見浩太朗 (58歳、警視監・刑事部長)

水沢圭次郎 …… 橋爪功 (医師"赤ひげ先生")
寺田正一 …… 林家正蔵 (交番巡査)
久米島保 …… 升毅 (刑事課・課長)
徳吉幸吉 …… 金田明夫 (居酒屋"とくよし"店主)
阿部桃子 …… 吉川友 (居酒屋"とくよし"店員)

木村里枝 …… 渡辺美佐子 (72歳、白魚のお里、美竹荘一人暮らし)
長谷川愛 …… 栗原瞳 (35歳、失踪)
桐島慎一 …… 岡田浩暉 (夫、里枝の息子、川越に住む)
桐島景子 …… 水沢蛍 (妻、夫には内緒で里枝に会う)
桐島可奈 …… 野口真緒 (慎一・景子の娘)
松崎 …… 永岡卓也 (塾の講師、黒い淵のメガネ)
長谷川哲也 …… 木下政治 (妻が失踪、不妊の件で妻に暴力)

上岡紘子、グレゴリー

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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