半沢直樹 (2013年7月期・TBS・日曜21時枠) 原作：池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組 』 脚本：八津弘幸 脚本協力：坪田文 音楽：服部隆之 演出：福澤克雄、棚澤孝義 プロデューサー：伊與田英徳、飯田和孝 http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

第2話 上司の濡れ衣を振り払え！悪者に倍返し
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半沢は浅野支店長の指示で西大阪スチールに5億円の融資を
するも、西大阪スチールは粉飾決算をしていて計画倒産を
企てていた事を知る。しかし浅野は融資課課長の責任にし、
本店からの聞き取り調査でも半沢は責められるが、
明らかに支店に全ての責任を押しつけようとしていることを
知って、半沢は違和感を唱えていく。無抵抗のままでいる
ことはしないとする半沢だが、バンカーとして生き残る為に
は、5億円の融資の回収を行わないことには、難しいことを
感じていく。

本店からの締め付け、そして支店内でも支店長からの責任の
なすり付けが有り、そして国税からの圧力も有って、四面楚歌
の半沢が、西大阪スチールと取引にあった子会社の竹下から
の協力を得て、東田社長の不正蓄財の証拠をあぶり出して回収
しようとする。

方々からのタチの悪いイジワルが有りつつ仲間内でも足の引っ
張り合いが有る中で、時間的な切迫感を演出し、その状況の
中で、本当に信頼に於ける仲間の存在とはどういうものなのか
というものを描いて行くものだった。

自分が窮地に陥った際には、人間関係が最後に活きてくるところ
があるんだなという感じ。

一番怖いのは渡真利が半沢の功績を邪魔しようとしているので
はないかとする部分がある面だけど、当面は目の前の敵との
間のいざこざに注視していく必要が有るのも知れない。

半沢視点で見ていると適度にガス抜きはされているけど、
ストレスがたまるような作りにはなっている。その内、
アイレムのシューティングゲーム「R-TYPE」に於ける波動砲の
ように一気に溜まりに溜まった弾を倍返しならぬ1兆倍返しで
メタメタにして欲しいところだけど、竹下はこれだけ協力して
いる中で、彼は何らかの見返りは有ったりするのだろうか?

国税庁が関与していることと銀行の融資担当者の二人が担当
している中で、そんなにイチ企業の社長が簡単に不正物件など
を隠し通せるのかどうかは謎。
ARATAさんと江口洋介さんがNHKのドラマ「チェイス〜国税査察
官〜」の中で、脱税とマルサの関係を描いていたけど、この
ドラマのように一対一の対決の方がある意味シンプルな対決
で見やすい部分が有るのも確かかも。