半沢直樹 (2013年7月期・TBS・日曜21時枠) 原作：池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組 』 脚本：八津弘幸 脚本協力：坪田文 音楽：服部隆之 演出：福澤克雄、棚澤孝義 プロデューサー：伊與田英徳、飯田和孝 http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

第8話 強敵ライバル登場！負ければ出向の危機
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伊勢島ホテルの融資の件で金融庁の調査が激しくなる中、
再建案を提示すると同時にホテルの受注システムを任せて
いたナルセンはアメリカ大手のホテルチェーンから特許侵害
で訴えられるという事態に発展する。伊勢島ホテルとしては
ナルセンにも110億円以上投資しており、さらなる融資の
焦げ付き具合に果たして対処出来るのか。
頭取からの指令で動いていた半沢だが、大和田たちは半沢
を伊勢島ホテルの担当から降ろそうとする。
新体制として経営の立て直しを条件に黒崎からの理解を求め
ようとしていくが・・・

歌舞伎の男たちはろくな男達じゃないね。
しかも今回半沢の代替役として現れる男性も模擬的なテスト
なので意図的に口まねしていたのか黒崎っぽいカマっぽい
しゃべり口だし。

ナルセンに投資していた金額113億円が再び焦げ付きそうになる
状況の中、どういった奇策が存在するのか。

ラスボスである対大和田に向けて、少しずつ中ボスたちを蹴散
らして、足固めをしていくという展開だった。
少しずつ外堀から証拠固めの構図を作り上げており、ここにきて
上手い形で近藤の流れと融合してきたなという感じ。

ナルセンがヤクザと精通していたこと。
近藤が担当しているタミヤ電機が転貸資金で融資を横流し
しているラフィットの代表の女性が大和田に繋がっているところ
など、思った以上に大和田が行っている銀行の私物化は根深い
感じ。

直樹と今回模擬対決する大和田派の男性との戦いは、直樹が
これまで心情としている事を上手く引き合いに出して、
銀行家が当たり前のように語っている合理化・リサーチだけで
は決して問題が解決するものではないという事を端的に示した
ものだった。
直樹の妻・花もまた義母の元に夏休みにいくという名目で、直樹
の過去を聞き出そうとする辺りは、、流石に頭が切れる直樹の妻
って感じの行動力で、樹脂のネジに拘っている直樹の思いという
ものを肌で感じとった感じ。

これだけ傍若無人な姿があるのに、タミヤ電機の社長も、羽根も
大和田も罪に問えないところはもどかしさ爆発。その分、
展開が反転した際の爽快感にき期待するものがあるね。

最終的には中野渡さんがドーンと出てきて、事態の収拾を図り
そうな感じだけど、それまでに直樹がどこまで大和田を
追い詰められるのか。