遺留捜査 (第3シリーズ)
(2013年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

チーフプロデューサー - 佐藤凉一
プロデューサー - 輪祐見子、丸山真哉、和佐野健一
脚本 - 大石哲也(1)
監督 - 長谷川康(1)
主題歌:小田和正 「やさしい風が吹いたら」

http://www.tv-asahi.co.jp/iryu/




 

第7話 老舗テーラーのシュシュ
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

クラブホステスをしていた島崎未紗が自宅で何者かに紐状の
もので絞殺され発見される。彼女は真彦と結婚していたが、
5年前に真彦は父・幸男とケンカし家出状態。未紗は銀座の
ホステスで働いていた事が分かる。
家には彼女しかいない状態だったが、現場にはスポーツ新聞が
有ったり、短髪にもかかわらず髪の毛を留めるシュシュが
有った事から違和感を覚えていく。

幼い頃に両親を失い家族を作りたかったとする被害者の思いが
遺留品の中には込められていたということ、職人気質の父
との気持ちのスレ違いによって、不幸にも板挟みになってしまっ
た未紗の報われない人生が描かれた。

ホステスとしての印象と子供服を扱う店主のイメージというもの
をサプライス的ギャップで描いたものだった。

容疑者として浮上する限りなくきな臭い人物が悉くうっちゃられ
て、一番容疑者とはほど遠そうな人物が犯人だったという感じ
だけど、ドラマとして見るとありがちなモノが有ったのかな。

ボールペンで相手の股を刺しているにもかかわらず現場に血痕
が無いとか、随分と争っていた形跡が有るけど、遺留品だけで
なく鑑識が指紋などを調べないのだろうかというところばかり
が気になる。

家を守りたい気持ちが誰よりも強かったということと、
家業ではない彼女が知識もないのに一人で頑張ろうとしている姿
は確かに健気だけど、ちょっと無理が有る。
彼女が家族をつなぎ止めたいのであれば、出来れば父親と息子
の橋渡しをしようとしていたとする形跡くらいは欲しかったし、
未紗が真彦の父の事をもっとよく面倒を見ていた形跡を見せて
欲しかった。

糸村聡 …… 上川隆也 (月島中央署刑事課強行犯係係長。47歳)
水沢響子 …… 斉藤由貴 (月島中央署刑事課課長。47歳)
佐久間裕司 …… 八嶋智人 (月島中央署刑事課記録係係長。41歳)
東孝彦 …… 三宅裕司 (定年間近の月島中央署署長。59歳)
仙堂卓巳 …… 正名僕蔵 (39歳、刑事、東の腰巾着)
二宮功一 …… 岡田義徳(31歳、刑事、雑用、コンピューター)
遠山修介 …… 眞島秀和 (36歳、鑑識)
村木繁 …… 甲本雅裕 (科捜研の鑑識)

第3シリーズ
森田宗介 …… 西村雅彦 (52歳、警視庁捜査一課)
横山恵一 …… 波岡一喜 (32歳、警視庁捜査一課)
金子丈弥 …… 小木茂光 (警視庁)

島崎未紗 …… 岩佐真悠子 (28歳、クラブホステス)
島崎真彦 …… 岡田浩暉 (39歳、老舗テーラー)
島崎幸男 …… 山本學 (真彦の父、現在老人ホーム"彩蓮園")
仁科菜摘 …… 中島ひろ子 (子供服専門店"キッズスタイルC-LAND")
山本和也 …… 松田賢二 (真彦の高校時代の同級生、MEN'Sヤマモト経
営)
中川弘志 …… 奥田達士 (東京文科大学理工学部准教授)
橘彩乃 …… 伊藤れいこ (ホステス)

吉川まりあ、梶野春菜、内山水稀、小林千尋、梅田奈佑

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system