幽かな彼女 (2013年4月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 - 古家和尚 音楽 - 井筒昭雄 プロデューサー - 木村淳 演出 - 白木啓一郎、田中耕司、星野和成 主題歌 - SMAP「Joy!!」 http://www.ktv.jp/kasuka/index.html

第2話 中学生にも経済格差！？
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朝、職員室では大原から他の教師たちに向けて生徒達の持ち物
検査を来週に行う事を告げる。生徒たちにも同時に検査の告知
をすることを知って、抜き打ちで無いと意味が無いのではない
かとするが、最近はプライバシーの侵害などの問題が有り、
生徒の人権が最優先される時代であることを告げる。
そんな中、副校長の和泉は同時に教職員の評価のアンケートを
生徒たちに実施する事を語る。匿名でのアンケートだとするが・・

教師たちは生徒からの評価アンケートを受けることを知って
生徒たちにおべっかを使う中、体育教師の岩名だけは、生徒に
媚びることなく、生徒が持って来た私物を押収する。
その中でも香奈が所持していた香水が没収され、それがりさの
ものであった事から、りさは香奈に取り返すか同じ物を購入
してくるかを求める。

テーマとしては教師と生徒の信頼関係だった。
そして教師同士の信頼関係も同時に描かれていく。

教師が生徒のサンドバックにならねば、生徒が生徒に対して刃を
向ける状況の中、それを知った神山がどう対処していくのか
見物であり、神山が生徒のサンドバックになり、そして副校長の
和泉が教師たちの防波堤になることで、上手い事学校内に於ける
関係性を示した感じ。

前回に引き続いて今回もまた生徒の私物の没収に関して、
保護者が乗り込んでくるという現実が有った。
副校長の感覚は元弁護士というだけ有って説得力が有るし、
双方にとっての最善の解決は転校だとする暴論にも近いものが
有ったけど、保護者が暴論を投げかけてくる事も有って上手く
相殺する以上の主張を繰り広げた。

神山とアカネのコミュニケーションも良い感じの関係が築き
上げられているし、外で起きている神山周りの問題を吉岡が
アカネに伝えることで面白い形でネットワークが出来ているな
と思う。

アカネの母親は和泉だったりするのかなと思わせるものが有り
最近のドラマの風潮として、名字を敢えて隠してクレジット
させることで興味深さを維持している感じだ。

生きているからこそ信頼を築くことが出来るというアカネ。
海外ドラマ「ゴースト」ではこの世に心残りがあるから現世
に幽霊が残るとしているけど、生徒との関係は勿論、和泉との
関係性が今後興味深い流れに繋がっていきそうだ。
アカネの記憶が欠落しているという辺りもシナリオ上都合良く
左右していきそうだしね。