幽かな彼女 (2013年4月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 - 古家和尚 音楽 - 井筒昭雄 プロデューサー - 木村淳 演出 - 白木啓一郎、田中耕司、星野和成 主題歌 - SMAP「Joy!!」 http://www.ktv.jp/kasuka/index.html

第4話 教師は意味ある職業か？
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地縛霊のアカネが外に出る事が出来るように鳴った為に、
彼女の記憶を取り戻す為に学校へと連れて行く。しかし全く
記憶が蘇る気配は無かったが、和泉との関係に何らかの繋がり
が有る事を臭わせていく。
そんな中、和泉はテスト期間として部活動には民間の指導者を
導入し、教師の負担の軽減に取り組もうとする。

意味が無くても価値があることは有る。
神山が語っていたこの言葉こそ、今回のメインであり、それを
アカネの服装のネタに転嫁していくところは笑えた。
他人にとっては価値のないことでも自分にとっては重要なこと
というのは世の中沢山有る事だと思う。

ブラック・前田敦子の悪態っぷりと、意識改革への流れが
予定調和ながらも見応えが有るし、また神山の流れもしかり。

今回の生徒との関わり合いに於いても、下手に同情的になり
過ぎずに、それでいて突き放すこともなく、最終的には教師と
してきちんと答えの一つを語ってあげられるところは、教師と
しての資質を感じられるところに繋がっていたな。
そしてそれを導いているのが、副校長であるというところも
また上手く機能している。

意地悪な生徒というのは何処にでもいるもので、殺伐として
いる感じもあるけど、猟奇的過ぎない描写だと思うし、好感の
持てるバランスの下で描かれたドラマだなという感じ。

自分からはなかなか行動を起こせず、声を掛けられない状況の
中で、それを察して声をかけてくれる存在がある事は心強いな
と思う。

時間は一瞬、出会いは一生。
意味が無いことでも何をしてあげられるか考えるべき。
中学3年生なんて人生からすれば一瞬だからこそ価値のある
出会いであるべき。
簡単には変えられないけど、変わろうと思い続けることには価値
がある。
最後の最後でセリフてんこ盛りだったけど、失意にある生徒に
良い感じの言葉を掛けてあげられたね。

飛び入りダンサーの女の子にソロパートが用意されているのは
ちょっと驚いたけど。