家族ゲーム (2013年4月期・フジ・水曜22時枠) プロデューサー：稲田秀樹、小林宙 脚本：武藤将吾 編成企画：水野綾子 演出：佐藤祐市 音楽：本多俊之 原作：本間洋平 主題歌：嵐「Endless Game」 http://www.fujitv.co.jp/kazoku-game/index.html

第3話 誕生日会に家庭教師がクラス全員招待！
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吉本のやることが滅茶苦茶だと感じた慎一は、吉本を追い出す
べく彼の事を調べていくと、吉本が語っている経歴が偽りであ
り、吉本という男性は別にいることを知る。荒野はことの顛末
の一部を慎一に語り、荒野とは自分の兄のことで、自分は弟の
雄大である事を語る。慎一は裏付けとして、入院している本物の
荒野の家族だと思われる女性に話を聞くと、確かに吉本が語って
いる事と同じ事を証言するが、彼は悪魔のような人物だと聞か
される。
そんな中、茂之は吉本のお陰で学校にも楽しく通うことが出来
る事が出来るようになり、誕生日も近づき気分は上向いていく。
吉本はこの機会にクラスメイトとの距離を近づけるためにも
誕生日会に生徒たちを招待したらどうかと告げる。

かなり癖のある展開だけど、前回のイジメの構図に比べると
今回のドラマの方が面白く出来ていたと思う。

吉本の小狡い感じは相変わらずだけど、トントン拍子で茂之が
学校での地位を取り戻す中で、世の中そう簡単には一度切れた
人間関係が修復される訳も無いとする現実的なオチが用意された。

沼田家の事情に関しても吉本のしている事が引き金となり
少しずつ意識改革され始めたかにも思えるけど、問題はこれから
という状況で、茂之の流れに沿って上手い事事情を絡ませている
感じ。

舞香は荒野と結託しているんだろうなと思うところもあるけど、
その辺の事情は追々わかってくるのだろう。

最終的には沼田家が丸く収まるのがドラマじゃないの?っていう
杓子定規な部分を是非ぶちこわして欲しいところもあるので、
吉本演じる櫻井翔さんのくせ者ぶりに期待するものがあるな。

昔の水曜フジテレビのドラマ枠は何気に面白いドラマを作って
いたので、定番化させる為にも安定的な予定調和なドラマではなく、
シナリオとしての型破りさを求めたいところだ。