家族ゲーム (2013年4月期・フジ・水曜22時枠) プロデューサー：稲田秀樹、小林宙 脚本：武藤将吾 編成企画：水野綾子 演出：佐藤祐市 音楽：本多俊之 原作：本間洋平 主題歌：嵐「Endless Game」 http://www.fujitv.co.jp/kazoku-game/index.html

第8話 家庭教師による家族ゲーム、結果発表！
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佳代子の背負った1000万円の借金に対して、夫の一茂は自分が
なんとかするとして、佳代子の父親からの借金返済の提案を
断る。しかし一茂が行ったのは、企業年金者の数値を誤魔化し
て会社の金を横領することだった。

物語が沼田家の個人をターゲットにしているものではなく、
それぞれの欠点をあぶり出して、改善させていくであろう流れ
が上手く出来ている。家族を巻き込んだ破壊活動も名目的に
は、子供達の教育環境を整える為としているところも悪くは無
いと思う。

ただ吉本が多少矛盾しているのは、想定している以上のことが
起きたとしている点で、実際にはここまで壊れなければ本当
の意味で何も解決していなかったところを見ると、全ては予定
調和なところに収まっているという感じしかしないところかな。

家族の絆さえ有れば乗り越えられると思っている沼田家に対して
絆など存在するのかという核心を実感させる為にも、まさに
荒療治だがここまで壊さないと出来ないことだったのだろうね。

全ての情報が公開されたことで、今後の選択は沼田家本人たち
にかかっている。
このドラマの中でも吉本は、途中までは自分の策略で混乱させ
た事を認めているが、その後の選択権が有ったにもかかわらず、
その後の悪化は自らが招いたものだとする辺りは、興味深く
沼田家それぞれに投げかけている部分が大きいと思う。

所々で前振りのようにして、必ず自主的に慎一が高校を辞めさ
せるとしたり、茂之に対して家族を守るのはお前だとする
辺りの展開を見れば、家族再生のことも含めて計画通りに
運んでいきそうだね。

山尾を虐める立場になった茂之。
まぁ一発くらいは殴っても良いと思うけど、まさにこの後の
行動をどうするのか。