警視庁捜査一課9係（season8） (2013年7月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本・深沢正樹 監督・長谷川康 http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/

第6話 １２７の殺意
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元ファンドマネージャーの百武の他殺体が発見される。
何者かに鈍器で殴られた跡が有り、現場に落ちていた携帯には
最後に電話したのは、佐野実希子という経済部記者だという
事が分かる。そして遺体の左手には数字が書かれていた。
果たしてその数字の意味と死因に関係はあるのか。

元ジャンアンツの駒田選手が焼き鳥屋の主人役で登場。

100億円を数年間で使い切るアホな妻に対して、美人妻を手に
する為に全てを捧げたバカな男性の愚かな顛末が描かれたもの。

アゲマン・サゲマンという今ではあまり使わない言葉だけど、
バブル時代を彩った言葉が、ピッタリ似合うようなバブル
っぽいエピソードであり、金銭感覚は完全に普通の感覚を
越えているものが有った。

サゲマン妻のせいで全てを失い、最後は命までも亡くなって
しまうという事で、自業自得なものが有るけど、毎週競馬の
メインレースで同じ数字の競馬のチケットを買っていたので
あれば、わざわざ手にメモをする意味もよく分からないものが
有る。

そもそもこの数字の意味を読み解く過程が強引で、ラスト
辺りはスピード感だけが優先されて、かなり歪な解決法と
オチだった様にも感じる。

ちょっとした経済用語とギャンブルと詐欺とヤクザ絡みと
いう事で、それらしく作っては居るけど、少々エピソードと
してはイマイチ消化不良な内容だった。