雲の階段 (2013年4月期・日テレ・水曜22時枠) 原作：渡辺淳一 統括：神蔵克 チーフプロデューサー：大平太 プロデューサー：荻野哲弘、太田雅晴 演出：猪股隆一、岩本仁志、吉野洋 http://www.ntv.co.jp/kumonokaidan/

第3話 １５分拡大ＳＰ！本物の医者登場で無資格医最大の危機！！
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医師免許の無い相川に医療行為させる事に違和感を感じた
看護師や事務員達の意見に対して事務長は、東京から山中医師
を好待遇で招聘する。
島に相川の居場所が無くなっていくかに思われたが・・・

本音と建て前が面白くあぶり出されているこのドラマ。

法律を無視して突っ走っている村木の語る事が結果として全面
的に正しさを証明してしまっている部分がこのドラマに於ける複雑
な状況を現している。
今回は相川の事を否定的に見ていた人たちに対して、彼の存在感
というものを改めて示したことで、その後どういう態度に出る
のか興味の示すところ。

眠っていた三郎の野心が目覚めていくところや、明子の中の
意中の相手に対する固執した視線というものが、ちょっぴり
サスペンス的な雰囲気を醸し出していて、ドラマとしても面白く
見ていられる。両者共に普通とは違う過去が有り、それが現在
の猟奇的一面に繋がっていると思うと、より彼らを見守る視線
というものも意識して見られるという感じ。

島だけの論理である事は明らかな状況の中、そんな彼が
島から解き放たれてしまうことで、ドラマとしてもより複雑
且つリスキーな状況を生んでいくという面で益々目が離せない
感じになってきたと思う。

人間欲張ると良くないという典型なのか。