雲の階段
(2013年4月期・日テレ・水曜22時枠)

原作:渡辺淳一
統括:神蔵克
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:荻野哲弘、太田雅晴
演出:猪股隆一、岩本仁志、吉野洋

http://www.ntv.co.jp/kumonokaidan/




第5話 偽りの結婚式…母の涙に決死の心肺蘇生
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三郎は明子が流産した事を聞かされ、更に自殺した可能性が有
ることを知る。
そんな中、三郎は田坂総合病院勤務がはじまり、オペの執刀、
そして初めての当直を任される中で、職場には亜希子がやってきて
当直を石黒医師に任せて別荘に行こうと誘われる。
三郎達は田坂家の持つ豪華な別荘地で週末を過ごすが、そこは
かつて三郎が大学時代に2週間ほどアルバイトしたことのある場所
だった。

助かる可能性の少ないたらい回しの患者の難しい手術にも成功
したことで、院内での評判が高まり、医師としての法律的
な倫理感とは逆に、人間としての気持ちにはそれなりの熱さが
存在することが描かれた。

貧しさ故に金に固執する様子。金持ち故に愛に固執する様子。
それぞれに固執するが為に周りが見えなくなっている様子が
面白く描かれ、そのエゴやウソが何処まで貫き通せるのか興味深い
ところ。

明子が亡くなったと思っていたが最後に現れたこと。
ちょっぴりホラーちっくな味付けで、三郎の中に幻視として現れ
ていたものが、最後に本当に現れた時のインパクトは相当な
ものが有った。亜希子は明子と三郎の関係に関して気がついて
いたというところからも、いつ二人が院内で鉢合わせするのか
も今後の興味として存在している。

しかし医師免許に関しては何処まで誤魔化すことが出来るのだ
ろうか。

幼い時の素性を隠すドラマというと「白夜行」とか「砂の器」
とか思い出すけど、二つの人格が有る様で面白いね。
自分という定義を興味深く考察しているナレーションの語り口
も良い感じだ。

相川三郎 …… 長谷川博己 (35歳過疎の離島で医師不足に悩む診療所)
鈴木明子 …… 稲森いずみ (39歳、診療所の看護師)
田坂亜希子 …… 木村文乃 (22歳、田坂総合病院院長の令嬢。女子大生)
高岡洋平 …… 萩原聖人 (39歳、診療所の薬剤師。明子の幼馴染)
野上雅樹 …… 青柳翔 (31歳、田坂総合病院の外科医。亜希子の許婚者)
田坂沙希子 …… 優希美青 (16歳、亜希子の妹)
田坂芳江 …… 多岐川裕美 (田坂総合病院の理事長)
垂水節子 …… キムラ緑子 (51歳、診療所の看護師長)
宮坂静雄 …… 半海一晃 (54歳、診療所の事務長)
村木英次 …… 大友康平 (58歳、診療所の所長)
田坂雄一郎 …… 内藤剛志 (58歳、田坂総合病院の院長)
川合ゆかり …… 中別府葵 (看護師)
加藤真紀子 …… 和泉佑三子 (事務員)

武村健吉 …… ラサール石井 (美琴島村役場村長)
相川喜美枝 …… 加賀まりこ (金属加工会社相川旋盤工場)

金川順子 …… 渋谷飛鳥 (オペ室看護師器械出し)
久恒和男 …… 金田明夫 (55歳、田坂総合病院事務長)
我孫子進 …… デビット伊東 (46歳、外科医)
池上眞由美 …… 秋山菜津子 (46歳、看護師長)
高宮麻里 …… 市川実和子 (33歳、愛人・医師)
石黒俊彦 …… 佐野圭亮 (45歳、麻酔科医)

堀田理紗、西田晴彦

五島直哉 …… 武田航平

根岸季衣、深水三章、大林丈史、中平良夫
望月理恵、柾木玲弥、西田晴彦、柳喬之、気谷ゆみか
佐河ゆい、城戸梨沙、大塚健人、平塚真由

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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