ラストホープ The LAST HOPE (2013年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本 - 浜田秀哉 音楽 - Ken Arai プロデュース - 成河広明 、古屋建自 演出 - 葉山裕記、石井祐介、谷村雅樹 http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/index.html

第3話 失われた神の手を再生せよ！！患者は母を見殺しにした天才医師
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外来としてやってきた患者・益田の姿を見た雪代は、本来卓巳
の外来患者では有ったが、変わって欲しいと頼む。
益田は自らも外科医であるが、腕の神経損傷と粉砕骨折の治療
の為に来た事を告げ、幾つかの病院で回復のための治療をして
きたが、腕のしびれや痛みが残りメスが握れなくなっていると
いう。自分も医師としての知識があるので、治療方針などを
包み隠さず聞きたい事を告げる。

雪代が恨みとして描いていた人物が別に有ったということで、
最後のサプライズ感へと繋げていった格好だったけど、自分の
勘違いのまま雪代が益田に対して後悔するような行動・態度を
見せずに居られた事に胸をなで下ろすような展開では有った。
思い込みとは恐ろしいモノで、人の恨みとはホント身勝手な
ところで膨らんでいくものだなと思うし、そのお陰で今の雪代
が有る(2001年愛媛での決意)とも言える。そして偶然からたぐり
寄せられた真実ということで、当時飛行機内には別の医者が居た
というのもまたドラマとしては面白く写る。

最新医療の紹介VTR化していて、流れとしては何をしているのか
よく分からなかったけど、こんな事も出来るのか的最新医療に
触れるというのも面白いと思うし、この辺のパートはあくまで
最先端高度医療センターに集められ人たちの因果関係を演出
するが為の前菜では有るので、右から左に受け流す程度に
見ていれば良いというところなのだろう。

医者も狭い世界だなと思わせる感じの人間関係の結びつきが
何とも言えないものがある。
集められたものたちが偶然の様でいて実際には必然であるとする
コンセプトは悪くない。

過去の回想シーンでは・・・
雪代と三沢碧の矢野正敏を巡る関係、高木がCDを聞いているイ
ンディーズ系の歌手と患者・吉見紗枝の関係(2001年秋・宮城)、
1989年当時、香奈枝の妊娠が発覚、2009年の古牧の変貌ぶり(息子
は死んだ)、桟原と歩美の関係、四十谷孝之が今何処に居るのか
歩美は10年前から逢っていないこと。

ドラマを見ていると2001年というキーワードがかなり多くの所
で見られる。今回の雪代の母が倒れたのも2001年9月10日だと
語っていたしね。

次々と明らかにされていく過去というのは面白いのだけど、
いかんせんぶつ切りになりすぎていて頭が混乱するものがある。
何処かで時系列を整理しているblogさんでもあるのかな。

冒頭から葵さんが高木にナンパされてた。
葵さんもまんざらでも無いみたいな態度だったけど、雪代が
それを止めていた。彼女の中では高木に対する信頼感がある
けど、そこに愛情とか有るのだろうか。