ラストホープ The LAST HOPE (2013年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本 - 浜田秀哉 音楽 - Ken Arai プロデュース - 成河広明 、古屋建自 演出 - 葉山裕記、石井祐介、谷村雅樹 http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/index.html

第5話 お腹の赤ちゃんを助けて〜瀕死の母の願いを先端医療で救え！！
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歩美からチームの全員に今すぐに救命センターに来て欲しいと
メールが届く。なんとそこでは雑居ビルの火災によって多数の
患者が運ばれていた。
そんな状況の中で妊婦の一人・千佳が居る事が分かる。彼女は
煙を吸い込んで気分が悪いのだとするが、足のむくみに肺水腫
の症状が有る事から、妊娠高血圧症候群の可能性が高いという。
そして21週目の妊婦としてはお腹が大きい事が気になる。
調べると胎盤と胎児の間で、双胎間輸血症候群が起きており、
胎児の容体の悪化が母胎にも同様の悪影響を与えているのだと
分かる。なんとか血流の流れを安定化する必要が有るが・・・

小橋建太の名言が今回引用され、歩美が未知の領域に足を踏み入
れる事に恐れている卓巳を励ましていくという内容だった。

多少内視鏡の手術に精通していてもそう簡単にできるハズも無い
であろう事(国内でも6名程度の手術)を目の前で行われると、
ラストホープの意味合いがかなり希薄化してしまうようで、相当な
違和感が有るのだけど、スピード感と細切れのそれぞれのカット
の切り替えによってそんな違和感を無臭化している印象も有る。

それぞれの心の傷が描かれその真相に迫りつつあるので、現代劇
はある意味添え物っぽい感じは有るけど、そんな過去が有る
だけに今の医療従事者としての決意や野心も有るということで
流れとしては悪くは無かったかな。

卓巳が今回はメインで描かれた。
卓巳の出生の秘密と研究者である父親世代の人たちのドラマが
どう関係していくのか。
副島の野心もちょっぴり緊迫感の有るものとして存在しているし、
生と死の問題を同時に扱っていく辺りがやはり医療モノとしては
興味深く写るね。



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2013年秋・東京 卓巳が京成大・越智先生から内視鏡検査
2003年夏・東京 卓巳が山で滑落事故
1995年夏・長野 歩美と母が父・孝之の研究所を訪れる。分子生物学
2007年春・東京 雪代と正敏 結婚式話 佐々木教授が長野国立大の役員
になるのが不満
1998年春・N.Y 高木は大森医師から感謝される
2012年春・東京 雪代 武雄の親権 帝都大の営業担当だった元彼に医師
の所在を聞く
2000年秋・東京 利明は息子の聡史の遺影の前で落語
2007年秋・宮城 副島 父のやり方を真似て双涼病院の娘と結婚
2013年冬・東京 卓巳 父が最後に担当した患者は斉藤夫婦の息子・健だ
と判明