ラストホープ The LAST HOPE (2013年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本 - 浜田秀哉 音楽 - Ken Arai プロデュース - 成河広明 、古屋建自 演出 - 葉山裕記、石井祐介、谷村雅樹 http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/index.html

第8話 君は一人じゃない！！一緒に立ち向かう医者と希望の最先端移植
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3日後に培養した心筋の移植手術が行われようとする最中、突然
患者の多恵が二度目の心筋梗塞を起こしてしまう。
補助人工心臓を取り付けてなんとか三日後の移植まで生きながら
えさせようとするが、既にその体力もなく、辛うじて心臓の鼓動
は蘇るも、脳に酸素が送られずにいた時間が長くなり、脳死
してしまう。それを見てショックを受けた杏子は病院を飛び出して
いくことになる。

このドラマ、説明っぽいけど、絶望している患者には古牧さん
の様な理論的に物事を語る人の言葉がとても響くモノが有るな。
あまり感情を入れ込み過ぎず、事実だけを淡々と語る姿に好感
が持てるし、前回は横の繋がりで患者同士の気持ちの共有に
焦点が当たったけど、やはり最後に人を助けているのが医者だ
とする流れが上手く出来ている。

人間は真逆の感情を持つもので相反する二つの感情の中から
覚悟を決めて前に進む人間の姿が美しいのだとして、スタート
のエンドの二つのノートを引き合いに出しているところも
上手く作られていたところだった。

脳死患者を巡る延命治療の是非はこれまでのドラマでも多く
見られるもの。副島が経営者的立場で、生かし続けるのも
保険の無駄遣いだとする辺りも面白い提起の仕方だと思うし、
脳の再生技術に関しても20年後と語る辺りの古牧さんの希望的
で有り、現実的な提起の仕方も流れに興味深いものを吹き込んだ
感じ。

主人公周りの話が流れの中でもかなり比重多きものとして描かれ
ている。特に卓巳の件で、鳴瀬がどういう風に関わっていたのか。
そして卓巳が過去に耳にした邦夫の電話の内容がここに来て
両側面から話を聞いたことで合致するものが出て来たところが
また興味深く作って有る感じだった。

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2000年秋・東京 古牧/住宅7棟の火災で村下邸から一人の遺体・聡史
2011年冬・シアトル 高木/リスクを犯した手術をする
2013年冬・東京 卓巳/仁美と鳴瀬の関係を聞く
2000年秋・東京 古牧/野田くんは変わった子だと父に相談する聡史
2003年夏・長野 歩美/桐野と父・孝之の口論を聞く
2013年冬・東京 雪代/武雄の親権 正敏と碧が子を取り戻しにくる
2000年秋・東京 古牧/野田から、聡史が死んだのは僕のせいと告白
1985年秋・東京 鳴瀬/仁美から頼まれごと
2013年冬・東京 歩美/日本遺伝子学会に出席する佐々木教授に話を聞き
に
2013年冬・東京 卓巳/1997年の事故の事を鳴瀬に聞く
1997年夏・東京 卓巳/最後の望みを叶えてくれと電話が鳴るが父・邦夫
が断る