ラストホープ The LAST HOPE (2013年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本 - 浜田秀哉 音楽 - Ken Arai プロデュース - 成河広明 、古屋建自 演出 - 葉山裕記、石井祐介、谷村雅樹 http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/index.html

第9話 容態急変〜最先端のガン治療に大きな罠？連続発症する病魔に打ち勝て！！
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IT企業のトップで経団連の理事をしている町田恭一郎が病院の
VIP患者として運ばれてくる。彼は最も難治性が高いとされる
膵臓癌を患っており、本人にも告知されていない事が判明する。
腫瘍は生命にかかわる血管にも及んでいる部位であるが為に
難易度の高い手術が求められるだけでなく、膵臓を全摘すると
血糖を調節しインスリンを分泌するランゲルハンス島も切除する
ことになるので無膵性の糖尿病になる事は必至の状況の中、
患者の家族の要求は、元通りの体調にするという事だった。

医師周りのエピソードがほぼ2013年に集中されてきて、いよいよ
それぞれの医師たちの関わり合いに関する全容が描かれている
けど、ちょっぴりカット割りが細かすぎることも有って
ドラマ自体に集中して見る事が出来ないような作りになっている。

ほぼ全容が分かりつつあるので、そろそろ個々のドラマを
まとめて繋げる作業に移ってもいい気がするけど、これは最後
まで行われないのかな。

過去のシーンを見る限りでは、卓巳って実は仁美と鳴瀬の子なの
か?という感じにも思えるものが有るし、前回同様に卓巳の過去
に記憶の中に有る事実を別の角度から眺めている人物が居るという
事で、興味深い作りにはなっている。

徐々に過去に方が比重が高くなっているので、現代劇があまり
盛り上がりすぎると逆にシナリオの流れが邪魔くさく感じて
しまう部分も有り、町田家に於ける兄弟や親子の葛藤などは、
最小限に留めても良いのでは無いかと思う所も有った。

卓巳の発想で膵臓を切り取って腫瘍を取り除いた後に、自分の
身体に戻すという発想は別のドラマの中でも見たことがあるな。

日本の医療問題に対する言及も興味深いモノが有り、臨床の
是非を問うモノが有ったり、医療現場に必要なモノと研究者と
しての思惑の違いなんかも面白く作用しているのかなと思う。


2013年2月・東京 歩美は桟原教授のメモの件で古牧の元へ
2011年2月・シアトル 鳴瀬と高木が接触
2013年2月・東京 卓巳は村田医師から鳴瀬が感情的だった事を聞く
2013年1月・東京 副島は古牧に組まないか?と誘う
2013年2月・東京 雪代は息子の調査を依頼
2013年1月・東京 歩美が健に接触し当時の資料が無いか聞く
2013年2月・東京 歩美が古牧に教授の遺言の事を話す
2013年2月・東京 卓巳は健から鳴瀬とは会ったことが無いが鼻歌の記憶
を話す