泣くな、はらちゃん (2013年1月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本 - 岡田惠和 演出 - 菅原伸太郎、狩山俊輔 チーフプロデューサー - 大平太 プロデュース - 河野英裕、小泉守、萩原真紀 http://www.ntv.co.jp/harachan/

第8話 神様のナゾの真相
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漫画の世界の住民たちはずっと現実世界にとどまることになり
越前さんも漫画を封印し、戻れないようにする。
越前家に居候することになる中、漫画の世界の住民たちは
勝手が分からず、次々と神様・越前さんに欲しいものを要求
するが、この世界では自分の力でなんとかするのだとして、
働くことの意味を教えていく。
越前さんは漫画世界の住民たちと楽しく過ごす中で、百合子
から言われた漫画のオチについても心に引っかかりを感じて
いく。

これまでの狭い世界の中から一気に物質的に豊かなこの世界に
飛び出して来た事で、良い一面ばかりを見てきた漫画世界の住民
たちだったけど、この世界の良さと同時に悪い一面も持ち合わせて
いる事を知って、恐怖というものを感じていくもの。

決してこれまでもお気楽なドラマではばかりでは無かったけど、
ここに来て急に社会性を帯びるような内容になり、ドラマの視点が
歌にも有るように個人レベルではなく、世界中の人のことを
考えさせるところに繋がっていく所は、ある意味凄かった。

みんなで一緒に働くことの楽しさだったり、落ち込んだ際には
元気づけてくれるものが居る事の有りがたさも同時に感じ
ていくもの有って、人は一人ではなかなか生きていけないな
と思う所に繋がっている。

ユキ姉と百合子の関係も興味深いものが有るし、ユキ姉の
口癖になっている"殺すよ"が現実世界でも興味深く使用され
その言葉自体がなかなか重みがあるようなエピソードが存在して
いて深い所に繋がっていたようにも思う。