信長のシェフ
(2013年1月期・テレ朝・金曜23時枠)

脚本 - 深沢正樹、倉持裕
演出 - 兼ア涼介、田村直己、藤岡浩二郎
音楽 - 池頼広
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 大江達樹、島田薫
主題歌 - Kis-My-Ft2「My Resistance -タシカナモノ-」

http://www.tv-asahi.co.jp/nobunaga/





第1話 現代の料理人が戦国時代へ!!平成グルメで本能寺の変を止めろ
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突然気がつくと戦国時代にタイムスリップした22歳のフレンチ
シェフのケン。同僚の三原もまた一緒にその時代にやってきて
いたが、野武士によって殺害され、ケンも危機にさらされる。
崖っぷちに追い詰められたケンは一か八かの賭けに出て、
川に飛び込む中、川辺に真砂を取りに来ていた刀鍛冶の夏によって
救出される。

前提とされる状況説明もないままいきなり本題に入っていく様
な物語。
視聴者的には何が起きているのか分からないまま突入するのも
悪くは無いけど、主人公が順応し過ぎている所が気になるし、
知識も料理人としてのスキルもそう多くはないで有ろう若者が
突然戦国の世の中に入り込み、そして相手の意図する料理を
作っていくというのは、やや導入部としては不足する部分だった。
夏もいきなり仲間に加わってしまう描写なんて不自然だしね。

ただドラマとしては、仁 -JIN-の料理バージョンって感じ
の作りで、その時代にはない価値観を持ち込んで一世風靡して
いくというのも悪くは無いし、見ていても面白かった。

最近どうもグルメとドラマを融合とした感じの内容が多く、
あまり食文化に興味が無い私としては、あまり食指が沸かない
タイトルだなと思っていたけど、思っていた以上に面白かった。

繊細な舌を戦国時代の世の人が持って居るのかどうかは謎だけ
ど、調味料がない為にちょっと料理人としても苦心していく所
が有るのではないか。出来れば、「仁 -JIN-」でも見せたように
自分で調味料を作るなり、当時は全く受け入れられなかった食材
を使って当時の世の人を驚かせて欲しかった。

そういう意味ではウナギは面白い存在になるかなと思っていた
のだけど、当時から既にこのグロテスクな食材は既に食べられて
いたものなのね。

この枠のドラマなので思い切って「仁 -JIN-」をパロっていくの
も面白いのかも。
出来ればこの手の歴史物と現代劇の融合はTBSに突き詰めて欲しか
った。
この枠は以前にもタイムスリップものを描いているし、奇抜な
設定もある意味容易に受け入れられるドラマ枠だと思う。

ケン …… 玉森裕太 (フレンチ料理人)
織田信長 …… 及川光博 (戦国時代 全国統一を目指す)
夏 …… 志田未来 (刀鍛冶)
謎の女 …… 香椎由宇 (ケンが見る幻視の女)
サル (豊臣秀吉/木下藤吉郎) …… ゴリ (信長の家臣)
森可成 …… 宇梶剛士 (信長の家臣)
楓 …… 芦名星 (信長の家臣)
徳川家康 …… 竹山隆範
足利義昭 …… 正名僕蔵
明智光秀 …… 稲垣吾郎 (信長の家臣、ケンの話に興味)
井上恭之介 …… きたろう (信長の料理長)
ルイス・フロイス …… ダニエル・カール (ポルトガルの宣教師)
三原 …… 酒井敏也 (フレンチシェフ)
ナレーショ (来宮良子)

川鶴英裕、越中晃一、杉山幸晴

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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