信長のシェフ
(2013年1月期・テレ朝・金曜23時枠)

脚本 - 深沢正樹、倉持裕
演出 - 兼ア涼介、田村直己、藤岡浩二郎
音楽 - 池頼広
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 大江達樹、島田薫
主題歌 - Kis-My-Ft2「My Resistance -タシカナモノ-」

http://www.tv-asahi.co.jp/nobunaga/





第5話 戦国一の美女・お市を暗殺!?平成のシェフお子様ランチで潜入
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

浅井家が懇親にしている朝倉家を信長が牽制したことを受けて、
互いに信頼関係を寄せて接してきた浅井と信長は決別する事
になる。浅井家には信長の妹・お市が嫁いでいて、信長として
も容易には手出しが出せない中で、信長はケンと楓を派遣し、
先方に借りを返してこいと言われる。
楓は信長に盛られた毒の仕返しとして、相手を毒殺する事を
示唆しているのかと考えるが、ケンは信長が意図していること
は違う所にあるのではないかと考えていく。

昔の人たちが色んなものに例えて気持ちを伝えようとしていた
であろう事は、古典を学んでいても感じるところだろうけど、
料理にかけた互いの気持ちの謎かけを解いていくというのも、
とても興味深い。

ケンが造詣に深い所に説得力が有るかどうかは別にして、料理人
としての志に間違いは無く、それだからこそ謎かけにも精通
しているのではないかと思わせる作りは上手く機能している。

食が細く偏食の激しい子供に食指を伸ばせる為に必要な事は何か。

少々人の生き死にを料理一つで左右させるというのは強引なもの
が有るけど、お市が語る様に、ケンの首一つを落としても、
実際には何の意味も無い事なので、こんな展開も有りな感じがする
しね。

現代の世の中のように相手に気持ちを伝える為のツールは多岐に
渡るモノが有るし、多数のコネクションが有り、コミュニケー
ションの方法も多様なのに、日本と中国の関係に見るように
意思疎通がなかなか伝えられない事を考えると、信長と浅井が
互いに信頼を寄せている間柄で有りながらも、意図や気持ちが
すれ違ってしまうというのも分かる感じがするね。

薬食同源。
食の教えは中国から伝わって来たのが多いね。
思わずケンが"中国"と口にしてしまうシーンが多いのもそれを
示唆しているな。

ケン …… 玉森裕太 (フレンチ料理人)
織田信長 …… 及川光博 (戦国時代 全国統一を目指す)
夏 …… 志田未来 (刀鍛冶)
謎の女 …… 香椎由宇 (ケンが見る幻視の女)
サル (豊臣秀吉/木下藤吉郎) …… ゴリ (信長の家臣)
森可成 …… 宇梶剛士 (信長の家臣)
楓 …… 芦名星 (信長の家臣)
徳川家康 …… 竹山隆範 (3話、4話)
足利義昭 …… 正名僕蔵 (3話)
明智光秀 …… 稲垣吾郎 (信長の家臣、ケンの話に興味)
井上恭之介 …… きたろう (信長の料理長)
ナレーション (来宮良子)
森蘭丸 …… 永瀬廉 (可成の息子)

お市 …… 星野真里 (信長の妹、浅井の妻)
浅井長政 …… 河相我聞 (北近江の戦国大名、小谷城)
茶々 …… 花田鼓 (市と長政の子)

加藤重樹、まつむら眞弓、下元佳好、山本道俊、稲田龍雄

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system