夫のカノジョ
(2013年10月期・TBS・木曜21時枠)

脚本 - 江頭美智留
演出 - 二宮崇
プロデューサー - 井上竜太
主題歌 - Serena「CHANGE!!」

http://www.tbs.co.jp/ottonokanojyo_tbs/




 

 

第8話 遂に最終回!衝撃過ぎる!なんで今カラダが戻っちゃうの!
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真人の小学校のクリスマスの演目に於いて、真人たちは新しく
転校してきた少女のさくらにクラスに溶け込んで欲しいと考え
て、さくらに白雪姫役を演じさせようとするが、さくらの母
の由香里は、生徒たちが無理矢理強要したとして、これは虐め
でありクリスマス会は中止にすべきだと要求する。
一方麦太郎の会社には人事異動が起こり突然これまでの上司だ
った久米に変わって、立花という人物が麦太郎ら営業部を
仕切ることになる。麦太郎らのチームが予想以上に成績をあげて
いない事と同時に運が悪く、麦太郎と山岸と二人きりで密会し
ているというウソの情報が流れ、石黒が否定しなかったことから
麦太郎は大阪に転勤を打診されることになる。
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本人の意思とは無関係のところ発生している悪意に近い意図が
介在することによって、本来有るべき姿とは別の流れの道筋が
立てられてしまうというシナリオだった。

いよいよ山岸と菱子の入れ替わりの結果の総決算。
二人が元のポジションに戻った際に、これまで通りの生活をする
のかどうかの選択に迫られ、入れ替わった際に学んだことという
のをぶつけていくというものが有った。

今までの自分の価値観がいかに狭いところだけで通用するのか
という事を気づかせる意味では上手い入れ替わりのシチュエーシ
ョンの構成の仕方だった。

真人の流れは、強引なでは有ったけど、回りの大人
が必要以上に騒ぎ立てることで主人公である筈の子どもたちの
間でコミュニケーションがはばかれてしまうという流れが存在
する。子どもの為という面目的行動も、必要以上に踏み込めば
大人の論理を押しつけることになり、立場の弱い子どもは従う
ことしか出来ない。出来ればもう少し良い感じで、少女自身に
母親の過剰な意識というのをツネて欲しかった。
今の保護者たちの過剰な子どもに対して視線というのは、
多いのだろうね。見守る事も一人の愛情なんだろうね。

二人の入れ替わりが戻るタイミングというのはかなりドラマとしては
微妙だったけど、ここで変わらないと物語としては変わった
意味がないのだろうし、それはそれで仕方が無いのかな。

一方山岸の流れもなれ合いばかりの職場では決して成長はしない
ところだけど、チームワークを無視することも出来ないし、
その辺は良い上司だけでは経営はなりたたないとする流れは存在
したと思う。

麦太郎の誠実さが伝わるところは良かったけど、これまで不可抗力
とはいえ、妻が夫に対して疑いを見せて散々迷惑をかけていた
という事を考えると、意味は分からなくとも謝罪の一つは欲しい
気がした。
意味が分かっているのかどうか分からないところで、息子自体
は母親の異変というものに気が付いていたんだね。

山岸 星見 …… 川口春奈 (20歳、大東製粉営業部派遣社員)
小松原 菱子 …… 鈴木砂羽 (39歳、麦太郎の妻。専業主婦)
小松原 真人 …… 鈴木福 (息子、玉狛市立第二小学校3年生)
石黒 靖 …… 古川雄輝 (麦太郎の部下)
小松原 実花 …… 大友花恋 (娘、玉狛市立第四中学校3年生)
久米圭祐 …… 柳沢慎吾 (部長。麦太郎の上司)
相川千代乃 …… 山村紅葉 (第二小学校PTA会長。楓・佑生の母親)
相川 佑生 …… 篠田涼也 (真人の同級生)
山岸史子 …… 片平なぎさ (星見の母親)
小松原 麦太郎 …… 田辺誠一 (菱子の夫。大東製粉営業部課長)
吉田 茉莉子 …… 李千鶴 (大東製粉営業部)
清水 香織 …… 住吉真理子 (茉莉子の部下)
中村 みどり …… 阿南敦子 (PTA役員のランチ会)
謎の女 …… 渡辺えり (魔女。星見と菱子に魔法をかける)

間宮由香里 …… 高岡早紀 (夫は教育委員会の偉い人)
間宮さくら …… 原菜乃華 (娘)
山下善光 …… 内浦純一 (教頭)
田代由紀弥 …… 小田桐一 (玉狛市立第二小学校3年1組担任)
啓太ママ …… 真下有紀
陽介ママ …… 種子
立花勝 …… 橋本じゅん (新しい部長)
冨塚 …… 立花伸一 (史子の秘書)

後藤凌二、岩崎百合、酒井天満、五味佳晃

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