ぴんとこな (2013年7月期・TBS・木曜21時枠) 原作：嶋木あこ『ぴんとこな』 脚本：高橋麻紀 プロデュース：高橋正尚、伊藤仁吾 演出：河合勇人、岡本信吾、山室大輔 http://www.tbs.co.jp/pintokona/

第7話 嫉妬の炎が矢のように…恋心をえぐる悪意の総攻撃
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

恭之助はあやめに告白しようとするが、どうしてもなかなか
彼女を目の前にすると愛しているの言葉が出てこなかった。
そんな中、家元の園山が紫綬褒章を受けることになった為
祝賀パーティーが開かれることになり、そのパーティーに
あやめを連れて行こうとする。恭之助はあらかじめ一弥が
来ないことを確認してあやめを誘うが、あやめは着ていく
着物が無いとして断ろうとする。しかしたまには羽目を外すの
も悪くないとして貯金して着物を買って一緒にパーティーに
出席しようとするが・・・

前回とほぼ似たような感じで、言動では二人は別れると語りつつ
も言葉と心は一致せず、引きずる思いに奔走される面々の様子
を描いたもの。

一弥に対して優奈とはどんな人物なのかを解いてみせてそれで
も歌舞伎のために自分の気持ちを押し殺して、優奈と結ばれる
のかどうかを問う。そしてあやめと恭之助もまた前進するため
にも関係を進めようとするが、やっぱり足かせとなってしまう
のがあやめと一弥の思いだった。

これだけ長い間思い続けてきた事も有るし、あやめの場合
貧乏で孤独な生活を乗り切ってきたことの中には一弥の存在が
有ったのは事実なので、そう割り切ることも出来ないのだろう。

着物を使ったやりとり、作法の問題を取り上げたり、また
外的要因でもある、親との関係性や新たに台頭する恋愛の
ライバルなどありがちな形の困難をぶつけて、主人公たちの心
を揺らいでいく。

決して悪くはないけど、どうしても都合良く困難が重なり出てくる
感じは否めないね。