ぴんとこな
(2013年7月期・TBS・木曜21時枠)

原作:嶋木あこ『ぴんとこな』
脚本:高橋麻紀
プロデュース:高橋正尚、伊藤仁吾
演出:河合勇人、岡本信吾、山室大輔

http://www.tbs.co.jp/pintokona/




 

第8話 運命の恋大ピンチ!?美人モデルが誘う甘い夜のワナ
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あやめは恭之助に誘われた歌舞伎の大御所が集まるパーティー
で優奈によって恥をかかされる。更に一弥との婚約発表があり
精神的にはボロボロ。そんな彼女に恭之助は告白する。
しかし恭之助はあやめの反応が微妙だったことも有って、
今後の対応に苦慮する中、恭之助の初恋の相手で現在モデルを
している美月から助けを求める電話が鳴る。ストーカー被害に
有っているとして、助けを求められる中、美月の売名行為だ
という事も知らず恭之助は罠にはめられていく。

あやめは一弥の婚約を聞いてショックを受けていたけど、
まさか結婚を念頭に入れていたりしたのだろうか。

恭之助の告白のタイミングはありがちだけど、これまであやめは
一弥と付き合っていたという事実を考えると急旋回してしまう
ことで、どうしても見た目には印象が悪く、別れたから乗り換え
た感じに思えてしまう。この辺の不利な時間的スパンが存在
するので、どうしても肩入れするのは難しいかなと思わせたけど
流れを見ているウチに、実際にこれまであやめの近くにいて、常に
助けてくれていたのが恭之助だったことや、そうして接しているウチに
自然と恭之助の事が心の中に居着いて、一弥との関係に於いては
幼少期の約束によって縛られていただけのような感じに見えて
くるという構図は、良い感じの内容になったと思う。

普段の行動や性格が芸に表れるということで、恭之助の歌舞伎の
魅力の中にも、その性格を盛り込んだ辺りは上手く出来ていたと
思う。人を引きつけるのはまっすぐな人柄で裏表のない人物だ
として、それがあやめだけでなく、寧ろライバル関係にある
一弥からの援護射撃が有ったり、シズさんからのアシストがある
ところなど、周りにいる友達を見ればその人となりの性格という
ものを感じられるというものだ。

美月の登場の仕方もベタな意地悪キャラだけど、芸能界なんて
こんなものなんだろうなって感じ。
美月の性格の悪い噂話がわざわざ一弥の耳に届いてくるところなど
は、親切な作りだな。

家が倒壊しそうなあやめの生活と、あやめの父親がスキャンダル
をでっち上げて恭之助から金を無心しようとしている辺りの
流れが発生しそうなので、この辺がどうなっていくのかだね。
そして父親の病気の事実もまたこの先を不安にさせそう。

河村恭之助 …… 玉森裕太 (歌舞伎の名門・木嶋屋の御曹司)
澤山一弥 …… 中山優馬 (轟屋の弟子。本名は本郷弘樹)
千葉あやめ …… 川島海荷 (恭之助と同じ杏星学園高等学校)
澤山梢平 …… 松村北斗 (「養成所」出身の轟屋の弟子)
坂本春彦 …… ジェシー (恭之助の同級生で親友)
澤山優奈 …… 吉倉あおい (轟屋の一人娘、高校2年)
佐賀田完二郎 …… 山本耕史 (恭之助や一弥の良き兄貴分)
大岩松吉 …… 高嶋政宏 (歌舞伎界の重鎮)
澤山 多佳子 …… 前田典子 (咲五郎の妻、優奈の母)
澤山咲五郎 …… 榎木孝明 (一弥が入門した轟屋の総帥)
三田シズ …… 江波杏子 (河村家の家政婦)
河村世左衛門 …… 岸谷五朗 (名門・木嶋屋を背負う歌舞伎界の大御所)
三島 千晶 …… 草苅麻有 (あやめのクラスメイトで大親友)
ヤス …… 清水優 (恭之助の付き人・木嶋屋)

莉子 …… 藤井武美 (おっかけ)

幼少期の恭之助 …… 藤野大輝
幼少期の一弥 …… 田中悠太
幼少期のあやめ …… 平澤宏々路

桐島美月 …… マイコ (売れないモデル、恭之助の初恋の相手)

古畑星夏、神崎れな、樋渡真司、太田いず帆、武子太郎、山崎岳彦

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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