最高の離婚 (2013年1月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：坂元裕二 音楽：瀬川英史 プロデュース：清水一幸、浅野澄美 アソシエイトプロデューサー：若松央樹 演出：宮本理江子、並木道子　他 http://www.fujitv.co.jp/saikouno_rikon/index.html

第4話 あなたが好きなのは自分だけ
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何でも無い普通のことがちゃんと出来ないもどかしさを感じて
いる光生と諒。光生は諒が未だに婚約届を出していない事を
知って灯里に事実を話そうとするが、告げ口するみたいで
どうしても話す事は出来ずにいた。
そんな中、結夏は合コンで出会った淳之介が自分と同じ故郷
である静岡で富士山を見て育ったとする事から、好感を抱いて
いく。

家族に対するそれぞれの思いを聞かされ、色んな価値観に触れ
ながらも幸せとは何かを掴んでいく。
今まで言えなかった思いを互いにぶつけて行く事になるが・・・

空気の様な存在が果たして幸せなのか否か。

光生は空気の存在を求めている感じだし、逆にそれを求めていない
人も居る。

普通のことがちゃんど出来ないとする光生の特異性は、妻に対して
ありがとうと言えない所にも現れていたけど、徐々に相手の為の
行動を見せるようになったし、相手の為を思った行動が互いに空
ぶってしまうところが如何にもドラマっぽくて上手く出来ている
なと思わせる。

光生の語り口や理屈っぽいところは坂元さんのドラマ「それでも、
生きてゆく」の主人公を演じた時と同じような感じだけど、
肝心の所でダメな辺りがなんとも言えない。
このドラマ、瑛太さんや真木よう子さんはイメージそのまんまを演じて
いるように感じるけど、尾野さんの存在がドラマを支えているよなぁ。

二番で良いとする女性が、二番の座を奪われまいとして行動を
取る辺りがエゲツなくて良かった。一番で居たい人たちは
その座に安住出来ずに迷走している。傷つきたくないが為に
二番で良いとしているのかも知れないが、愛があれば相手に
取っての一番になりたいと思うのが本質だと思うけどね。

それにしても食べ物を食べるシーンが多い気がする。
まぁ会話シーンが多いので必然的にそうなるのかも知れないけど。