最高の離婚 (2013年1月期・フジ・木曜22時枠) 脚本：坂元裕二 音楽：瀬川英史 プロデュース：清水一幸、浅野澄美 アソシエイトプロデューサー：若松央樹 演出：宮本理江子、並木道子　他 http://www.fujitv.co.jp/saikouno_rikon/index.html

第10話 あなたがその子の父親になればいいんじゃない？
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光生と灯里が付き合いを始めようとしていた矢先、結夏と諒が
互いの相手に気持ちが有る事を知り、なかなか上手くは物事が
運ばない。しかも灯里は諒との間の子を妊娠した事を知って、
光生としては複雑。秘密は諒に逢うと、また以前の様に女性が
周りにいるという生活をしている事を知って、愕然とする。

灯里は妊娠、結夏は行き場を失い、AV女優にスカウトされると
いう状況の中、人生の軌道がズレてしまった彼らは修正して
行く事が出来るのか。

光生にしても諒にしても本音が何処に有るのか分からない中で、
その中でも特に諒のキャラクターはつかみ所がない。
突然嫉妬心を露わにして光生に殺意を向けたり、俺こそあんたを
恨んでいるとばかりに同じレベルで争っているところが何とも
微笑ましいところ。

諒の掴みづらい一面は、泥酔した後に窓から転落した所にも
現れているけど、私生活に於ける窪塚洋介さんみたいな雰囲気を
持って居るな。

現実的決断を見せた灯里だけど、諒の性格が容易には変わらない
と知っている中で、そのような決断をした事が果たして凶と出る
のか吉と出るのか。

冒頭で灯里は実家の母に電話していたけど、何を話したのだろうね。

結夏と光生は互いに自分たちの不足する一面を実感したという
事で、関係は上手く行きそう。
ただAVの流れを阻止できるのか。
日本人女性のAV出演率はかなり危険水位にあり、適齢期の女性の
10人に一人が風俗に従事したことが有るとしている事から、
気軽に就ける仕事みたいな感覚になってしまっている所が
怖いね。

これまでの展開に比べると、ちょっと薄口な感じがしたけど、
光生が気乗りしないとしながらも、でんぱ組.incのライブに
ハマっている所が笑えた。結構歌のノリも良かった所が意外
だった。巫女巫女ナースばりのスピード感の有る早口な曲だね。
なんて名前の曲だったのだろうか?