潜入探偵トカゲ (2013年4月期・TBS・木曜21時枠) 脚本：橋本裕志 音楽：木村秀彬 演出 ：石井康晴、坪井敏雄 プロデュース ：佐野亜裕美 http://www.tbs.co.jp/tantei_tokage/

第7話 ボクシングジムに潜入！！命をかけた親子の約束
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警察内部から捜査情報が漏れている事が判明し、2年前と同じ
事が起き始め、全てはクモの関与が疑われていく。
そんな中、世界タイトル戦を控えたボクサー・窪塚の専属トレ
ーナーの小森がジムの屋上から落下して亡くなる。
所轄では自殺の可能性も示唆しているが、世界戦を前に自殺
するというのも不自然な話で、鑑識からの報告では頭部に
不自然な陥没骨折があることから、殺人事件として捜査して
いくことになる。トカゲを使って調査するよう岸森は指示
していくが・・・

何でもクモに結びつけてしまうという不自然な流れしか感じな
い今回のドラマ。色々と理由付けはしていたけど、どう見ても
普通の殺人事件(殺人が普通の行為なのかはともかく)にしか
見えないし、わざわざ内部に潜入させて捜査するほどのこと
なのか?みたいなものが有るのも確かだった。
出来ればそれ相応に、事件のとっかかりに於いてクモの臭い
というものを感じさせて欲しい所。ただクモだと主張する
のも変な話なのでその辺のバランスは難しいところなのだろう
けど。

岸森が警察の力を信用せずトカゲ頼みの捜査をすることで、
捜査員たちも面白くはないだろうし、山根がスパイの疑いが
もたれるトカゲを使うのかとする疑問も至極まっとうなもの
が有ると思うし・・・。最後の展開からするとその疑問の中
に邪な考えが有ったのかと思わせるものが有ったのも事実
なので、その辺の流れは良くできていたのかなと思う。

ボクサーに成り代わって侵入する事のきな臭さもどうしても
感じてしまうものも有る。特別コーチを招聘するほどの活躍
を見せていないし、借金しているくらいならばそんな人を
呼び寄せるなと小一時間な話なんだろうけどね。

そろそろこのドラマも息切れ状態かも。
スタイリッシュさは無くなって、トカゲの落下シーンも滑稽そのもの
になってしまうという末期的状況に・・・

これまで信じていた物を否定できない気持ちとか、目の前に見えて
いることだけが真実ではないとする主張は悪くはないんだけどね。