潜入探偵トカゲ (2013年4月期・TBS・木曜21時枠) 脚本：橋本裕志 音楽：木村秀彬 演出 ：石井康晴、坪井敏雄 プロデュース ：佐野亜裕美 http://www.tbs.co.jp/tantei_tokage/

第9話 最後の潜入〜黒幕の正体と事件の真相を暴け！！
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

裏社会の大物・クモに関して、小田桐元総理の関与が疑われる
中、捜索に向かった目の前で銃声が聞こえ、その直後に殺され
た小田桐の部屋から寺島が出てくるのを目撃。殺害に使用され
た拳銃も安西組が密輸していたもので、篠崎に精通していた
寺島が使用した可能性が高く、寺島を全国指名手配することに
なる。しかし洋子は寺島が何者かによってハメられたという
事を知って裏で連絡を取り合い、トカゲとも協力してクモを
見つけ出すべきではないかと提案していく。

ドラマとしてはそれなりに面白かったのだけど、透たちが
相手を出し抜こうとしている流れはバレバレで意外性が無く、
尾行に関してもプロとは思えない程あからさまなものが
有ったので、もの凄く萎えた。

今までのスタイリッシュさは何処に行った?という感じで、
事件解決に至るプロセスがちょっとアナログチック過ぎて、
イマイチ面白さに繋がっていない所が残念。

単純にコミュニケーションの不足からトカゲとの間で互いに
いがみ合っていたとする様な流れが有り、ややあっけなさを
感じる。
ただ透が未だに全てを話せないとする理由が興味として残って
いるので、それが果たして何なのか。その辺は上手く興味を
引きつける内容になっている。案外茂木手が裏切りもので、
トオルが茂手木を撃ったのかなという感じにも思えるね。

しかし上述したように事件解決のプロセスは相当違和感が有る。
相手の携帯が分かっているのであれば、簡単に携帯から逆探知
できるじゃないかとするものがあるし、警察が捜査に於いて何も
していない感じしか見えない所がある。
また散々登場して来た篠崎がクモだと言われてもなんのインパ
クトもなく、意外性も足りないのが残念だった。

あからさまに怪しい男が彷徨き始めたという所でも何の対策
もしないところは違和感が有る(流石に岸森の娘を護衛するの
が香里と柳田というのは無理がありすぎ。)し、大物と対峙するという
割に、全神経を捜査に注いでいる感じがしないところがまた
何とも言えないところだった。まぁ警察に内通者がいるという
設定なのであからさまに動けないのも分からないでも無いが・・