ショムニ 2013 (第4シリーズ)
(2013年7月期・フジ・水曜22時枠)

原作:安田弘之「ショムニ」
脚本:丑尾健太郎 ほか
音楽:大島ミチル
主題歌:Serena『ピンクの弾丸』
編成企画:石井浩二 / 清水一幸
プロデュース:岩田祐二(共同テレビ)
演出:鈴木雅之 / 小林義則

http://www.fujitv.co.jp/shomu2/index.html




 

第2話 恋バナいじりで大騒動早くも仲間割れ
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千夏が出社すると、総務部庶務二課では勝手に席替えしていて
美鈴が一番の席に座っている事を知る。
女性の価値は男性の数で決めるのでしょ?と美鈴から言われて、
その数を聞かされた千夏は、愕然とし、やっぱり自分の席は
ここしかないと呟く中、詩織はみんなに互いのことを知る為に
も仕事が終わったら飲みに行かないかと誘う。しかし完璧主義
のまどかは、あなたたちのことは全て理解しているとして、
経歴を語りかけるが、一同まどかの事は何も知らないとして
不満を表明する。
そんな折り、会社では社長・前川は、最近の社員達は挨拶も
せず、携帯ばかりに目を通し、そして仕事中にもインターネット
で仕事以外の事ばかりしている事に懸念を示す。終いには
アダルトサイトを閲覧して、システムに致命的ダメージを与える
ものが居るということで、外部からシステム管理人の坂巻を
招聘する。彼はマサチューセッツ卒業の天才SEということも
有ってすぐにネットワークを復旧させる中、社員の行動を監視
すべきだとして、トリプルアイと呼ばれる監視ソフトを社員
のパソコンに組み込むことを提案していく。

社内でネット閲覧の履歴の監視をするなんて、前時代的なネタ
を持ち出した感じだけど、人のコミュニケーションはパソコン
や携帯を通して行うべきモノでは無いとする昭和ネタを
常に持ち出してくる千夏に心地よさを感じるのもまた事実で、
前回の制服ネタと共に上手い事、千夏の主張を響かせている感じ。

人の行動をパソコンやインターネット用語に置き換えて会話
に挿入する辺り、凄く作為的な演出で、見ていると特有のクサさ
を感じる。例え方はまるでAKB48プロデュースの秋本さんとかつんく
さん辺りの昭和の人がよく利用する手法なんだけど、流れとしては
そんなにクサくなりすぎないところが上手く出来ていた。

今回の主人公はまどかの恋物語であり、予測できないから
こそ人生は楽しいという事を主張するものだったけど、
人間関係、恋愛こそ予測できない最たるものなんだろうねと
いうことで、既視感はあるけど、上手い人間関係が描かれた
と思う。

何といってもハマリ役なのは、片瀬那奈さんだったのかも。
牛丼店で休日を過ごす彼女を見られたときには、双子の妹だ
とする強引さは笑えた。

しかしまぁ企業が監視ソフトを入れるくらいは別に悪くは無い
とは思うのだけどね。その辺の価値観は相変わらず昭和で止まって
いる感じ。寧ろアナログ的に盗撮して上司の恥部を社内にバラ蒔いた
左門くんは大丈夫なんですか?

坪井 千夏 …… 江角マキコ (総務部庶務二課)
三波 まどか …… ベッキー (総務部庶務二課)
円山 詩織 …… 本田翼 (総務部庶務二課)
安倍 麗子 …… 安藤サクラ (総務部庶務二課)
小島 美鈴 …… 森カンナ (総務部庶務二課)
福田 益代 …… 堀内敬子 (総務部庶務二課)

左門大介 …… 三浦翔平 (海外事業部)
壇上みき …… 片瀬那奈 (経営企画室)
前川進 …… 升毅 (社長)
下落合耕ー …… 鈴木浩介 (人事部)
星野ケンジ …… 安田 顕 (人事部)

三次康治 …… 小松和重 (海外事業部)
増口秀樹 …… 難波圭一 (海外事業部)
波田雄二 …… 隈部洋平 (海外事業部)
三田茜 …… 泉里香 (経営企画室)
柏木アオバ …… 高田有紗 (経営企画室)
恩田ゆず …… 東野佑美 (経営企画室)
速水 …… 工藤阿須加
舞子 …… 上地春奈 (元詩織の同僚)
しん …… 植木夏十 (元詩織の同僚)
薫 …… 田島ゆみか (元詩織の同僚)
秘書 …… 丸岡真由子
受付 …… 菅沢さゆき、市成みゆき
社員 …… 早川亜希、由利尚子、上原敦子、斉藤佑介
松永健志、田村隆、寺部智英、鶴森久大、佐々木浩泰、青木通重
安居院平作、末永啓浩

坂巻 …… 眞島秀和 (S.E、まどかの先輩)
峰岸課長 …… 山崎画大
社長の母 …… 木岡紀久代
居酒屋 …… 森田甘路

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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