ショムニ 2013 （第4シリーズ） (2013年7月期・フジ・水曜22時枠) 原作：安田弘之「ショムニ」 脚本：丑尾健太郎　ほか 音楽：大島ミチル 主題歌：Serena『ピンクの弾丸』 編成企画：石井浩二　/　清水一幸 プロデュース：岩田祐二（共同テレビ） 演出：鈴木雅之　/　小林義則 http://www.fujitv.co.jp/shomu2/index.html

第7話 就職難女子ＶＳコネ学生に社内危機一髪
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麗子の幼なじみで造り酒屋の越智いずみが就職活動のために
麗子を頼ってやってくる。いずみは100社以上就職活動で
会社を回ったがいずれも内定が取れていないことを知る。
また満帆商事のインターン研修の面接さえも落ちてしまった
事を告げ、それでも本採用試験でこの会社に就職したいのだ
という。
一方満帆の社長は雑誌に就職したい企業の商社部門に
満帆の名前がランキングされていない事を知って、なんとか
イメージアップする為にもインターン研修で心証をよくしよう
と告げる。

それぞれ就職した時期が違うということで、それぞれの就活
時の違いを面白く明らかにして、どのような流れでこの会社に
流れ着いたのかを描いた話だった。

会社の方が立場が強いかと思いきや、今の情報化の世の中、
インターンも情報を武器にして、会社と対等にやり合う様が
面白く描かれた。
常識が逸脱している時代故に、どこでもスマホでどこでも
実況するという若者の行動が、皮肉にもドラマでおもしろさを
生んでいた感じ。
最近身内の受け狙いで、常識外れの写真を投稿することが
癖になっている人が多い中、まさに現代と昭和を対比する
エピソードで上手く構成されていたと思う。

エピソード自体は鼻につく言動を取るインターンの男にそれ
なりの責任を取らせようとする意図も有って楽しいものが
有った。
自分自身を信じなければ会社や社会が信用する筈もないと
する主張は色んなドラマで見られるけど、自分が何をしたい
のかという事を短期間の間で目的意識を持たせるというのだ
から大変な流れではある。

前回同様、また食事ネタで外国人をうならせるのかという
感じがしないでもないし、また四葉の誤解だったとする
証明の仕方もなんだかいい加減な流れが有ったようにも
思えるけど、ドラマ自体はとても面白く見られたので良かった
と思う。