ショムニ 2013 （第4シリーズ） (2013年7月期・フジ・水曜22時枠) 原作：安田弘之「ショムニ」 脚本：丑尾健太郎　ほか 音楽：大島ミチル 主題歌：Serena『ピンクの弾丸』 編成企画：石井浩二　/　清水一幸 プロデュース：岩田祐二（共同テレビ） 演出：鈴木雅之　/　小林義則 http://www.fujitv.co.jp/shomu2/index.html

第10話 千夏さよなら…どうなる？庶務二課
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満帆商事は業務提携先で有るはずのIT企業「フォローウィンド
エージェンシー」によって非公開株の情報を盗まれ、乗っ取られ
てしまう。フォローウィンドとしては、満帆の社員は必要が
なく、会社の肩書きだけが必要だと分かる。満帆の社員たちは
子会社に出向させられ、いずれその子会社も本社から切り離さ
れるという事を聞く。

ドラマとしては「半沢直樹」のテーマをパロったような最終話
だった。まさかフジテレビの脚本家陣も半沢直樹がここまで
視聴率が伸びるとは感じていなかっただろう。評判を受けて
急遽パロディ的脚本を挿入してきたのだろうか?

突拍子もない状況設定はともかくとして、展開としてはうまく
構成されており、これだけ多いキャラクターを余すことなく
利用した展開だったところや、過去に利用された設定を踏襲して
面白くできた内容だった。

まぁ冷静に考えれば、不正の証拠など調査すれば簡単にわかり
そうだし、相当な巨額が動いている割に、その辺の顛末が
お粗末でフォローウィンド側の実態がまるで分からないことも
有ったので、嘘くささばかりが残ったのは残念だった。

また明らかに隠しカメラで撮影して自白を引き出しているのだ
ろうなとは思っていたけど、対外向けの記者会見ではなく、
満帆商事全社員が会場にいて奮起させるような内容だったので、
状況が反転した際に、もう少し爽快感があると良かったのかな
と思う。

残念ながら視聴率は伸びなかったけど、気軽にみられる内容
だった分、日曜日の9時枠が有ればその辺で投入すべき作品
だったのかも。

リメイク的作品が視聴率をとれないのは、「イケメンパラダイス」
でも明らかなので、その辺の現実を読み違えたところも
有るのかな。