書店員ミチルの身の上話
(2013年1月期・NHK・火曜22時枠)

原作 - 佐藤正午『身の上話』
脚本・演出・プロデュ―ス - 合津直枝
音楽 - 梅林茂
主題歌 - U-Kiss「Alone」

http://www.nhk.or.jp/drama/michiru/





第8話 正体
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ミチルは一樹に彼が会社や金融機関から横領・借金した分の金
500万円を用意するので別れようと告げる。ミチルは500万円を
約束したアパートに置いて行こうとする。しかしアパートには
用事があるようなことが書かれていた為に、ミチルは500万円
を置いて帰宅する。
そんな中高倉が自殺したとする連絡が入る。

翌日ミチルは急いで新聞を購入して自殺者がいたか調べると
急行に轢かれて亡くなったとする高倉の記事が掲載されていた。
事件性はないようなことも書かれていた為に、ミチルは彼女
は久太郎をフライパンで殺害したことへの罪悪感から自殺して
しまったであろうことを悟り、祈らずには居られなかった。

ミチルは遺書が残っていないか探る為に竹井の家に置いて有る
荷物を調べると、何故か500万円を置いてきたアパートに有った
メモが中に入って居る事を知る。何故ここにこのメモがあるの
か。

一方タテブーは一樹と連絡の取れなくなったことで益々ミチル
との関連性を疑う。宝クジ売り場に詰め寄ると、繰り返し
ミチルが買いに来なかったか尋ねる。タテブーは店の決まりで
守秘義務から話せないのだろうと問い詰めると、店員はタテブー
に対して、宝クジを売っている立場で言うのもなんだが、幸せは
金では買えないと語る。

ミチルはアルバイトに遅刻する中、竹井から電話が鳴る。
祖母が亡くなったので2、3日帰省するというものだった。
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ミチルは一樹と別れて一人で暮らそうとしていたが、一樹とは
不自然な形で連絡が取れず、更には久太郎を殺害して以降
精神的にに病んでいた高倉が自殺してしまう。
更に竹井が祖母の死の知らせを受けて実家に帰省する中、
一人孤独に今回の事件のことを考えるミチル。
東京に出てきて以降変なことが多数起きているミチルは違和感
を覚えて不安になる。

視聴者的にはある程度想像通りの流れで進んでいる感じ。
ドラマとして悶々とした状況は良い雰囲気は出ているけど、
ミチルが思い描いているのとはまるで違う竹井の姿に少しずつ
不信感を感じていく。

タテブーの動きが相変わらず邪魔くさい(笑)
勘が鋭いといえばその通りなのかもしれないが、普通は2億円
が当たったとは思わないにもかかわらず、どうしてそこので
宝くじに固執しているのか謎。もちろんドラマとしてはその勘
が当たっているからこそ見ていられるけど、そんな固執した状況
を見ているとこの人も相当病んでいる感じ。

長崎って少女の猟奇的事件が連続して起きているし、
そんな事実も加味されてなんか不気味な地域という印象も
有るな。

意外と見た目通りの事実ではなく、ミチル自身が何処かで妄想
しているというパターンの可能性も否定出来ないところで動いて
いる感じはするけどね。ただ30分枠のドラマなのでそこまで
凝らないかなと。


古川ミチル …… 戸田恵梨香 (広林堂書店で働く書店員)
竹井輝夫 …… 高良健吾 (ミチルより2歳年下の幼馴染)
上林久太郎 …… 柄本佑 (ミチルの彼氏。上林宝飾店)
初山春子 …… 安藤サクラ (広林堂書店、同僚)
古川千秋 …… 波瑠 (ミチルの妹。美容専門学校)
豊増一樹 …… 新井浩文 (ミチルの不倫相手。光潤社書籍販売部主任)
立石武子 …… 濱田マリ (広林堂書店・単行本担当者・タテブー)
沢田早苗 …… 浅田美代子 (広林堂書店、上司。店長代理)
古川継徳 …… 平田満 (父・釣り船店ふるかわ丸)
ミチルの夫/語り …… 大森南朋 (バスの運転手)

ミチルの実母 …… 鍵本景子
宝くじ売り場の女(東京) …… 田島令子
高倉恵利香 …… 寺島咲 (竹井の大学の後輩)

堰沢結衣、安藤健吾、仲野元子



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