空飛ぶ広報室 (2013年4月期・TBS・日曜21時枠) 原作 - 有川浩『空飛ぶ広報室』（幻冬舎刊） 脚本 - 野木亜紀子 プロデューサー - 土井裕泰、磯山晶 演出 - 土井裕泰、山室大輔、福田亮介 音楽 - 河野伸 主題歌 - 安室奈美恵「Contrail」 http://www.tbs.co.jp/soratobu-tbs/

第2話 浅学非才・馬鹿丸出しの私…でも答えは自分で探す
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ドラマの撮影協力をしてくれた防衛省を尋ねたリカは、そこ
で柚木が落とした資料を目にしてしまう。
その資料には緊急記者会見が行われることになっており、
内容は空軍の輸送機が墜落し、パイロットを始めとして二名
が死傷し、そして民家にも一部被害を及ぼしているというもの
だった。帝都テレビのカメラが来ていない事を知ったリカは
自らのハンディカメラを使って会見を撮影し、対応の不味い
浅野空暴長や鷺坂にリカ自身追求の質問を浴びせかけていくが
・・・

空井の常識と私たちの認識は遠いものが有るというリカが、
空井たちの常識によって色々と示唆され、教わっていくという
展開が描かれた。

取材対象者を人間として見ておらず、報道から情報部に異動した
後には真実を追究するというジャーナリストとしての精神も失って
いるリカの態度をつねたもの。

記者会での標語と称して、浅学非才、バカ丸出しとか、空自
の体質が勇猛果敢・支離滅裂だとするように、自虐とも謙って
いるともいえる態度で挑むべき姿の中に、上手い事価値を見出し
ていく。

空自、陸自、海自の違いが描かれたように、リカ自身報道では
なく情報部との違いなんかを認識すべきものが有るのは確か
だろうし、高慢だったリカの鼻っ柱を折るという意味では
とても面白いものが有った。

早くも彼女に足りない物が彼女自身に実感として伝わった感が
有り、それこそ前向きに人生を向けられるものが有ったのかも。

最終的には容疑者だと誤認してマイクを向けてしまった山口に
対してリカの何らかのアクションがあるのかな。

ラストチャンスエリアと称して、輸送機の点検の過程を、テレビ
取材の編集から放送の流れにかぶせる辺りの展開も上手く出来て
いたな。