空飛ぶ広報室 (2013年4月期・TBS・日曜21時枠) 原作 - 有川浩『空飛ぶ広報室』（幻冬舎刊） 脚本 - 野木亜紀子 プロデューサー - 土井裕泰、磯山晶 演出 - 土井裕泰、山室大輔、福田亮介 音楽 - 河野伸 主題歌 - 安室奈美恵「Contrail」 http://www.tbs.co.jp/soratobu-tbs/

第6話 伝説のあぶない名コンビ復活！？
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稲葉は空井にアプローチをかけるも、空井は稲葉にはイケメン
の彼が居ることや、結婚して家庭に留まるタイプの女性では
無い事を知って、正式な付き合いを避ける。
一方その頃、空幕広報室の片山は夏フェスのイベントに練習機
を登場させて、空自の広報活動を行おうとしていた。
稲葉は「商品は航空自衛隊」と称してテレビの特集企画で取り
上げたい事を告げる。その企画を聞いた鷺坂は、空幕広報室が
メインとして取り上げられるのは困るとするが、稲葉は広報室
を中心として取り上げるが描こうとしているのは現場との関係
であり空自で働く人をクローズアップするものだとして、許可を
得ていく。

空幕広報室での息のあったメンバーたちのドラマだが、この
メンバーが一堂に集まっている期間も最長3年だという現実が
描かれ、異動の多い自衛官たちの難儀な一面を描くと共に、
永遠だと思われる時間が実際には限られたものであり、思い立っ
たが吉日であることを示すもの。
仕事の件もそうだけど、恋愛に於いても同等のものが有って、
その流れを稲葉と空井の関係にも上手くスライドしている
辺りが上手い構成だったなと思う。

大企業でも職場でのなれ合いを避ける為に、意図的・定期的に
チームを入れ替えて、モチベーションを高めて競争心を煽るよ
うなことは有るので、自衛隊だけとは言えないことだけど、
人生の巡り合わせの問題というのは、運命に象徴されるように
そう多い機会に恵まれるものではないので、やりたい時に何でも
チャレンジするというのが、理想なんだろうけどね。

片山と比嘉の誤解している関係(誤解しているのは片山だけだが)
を稲葉が仲介役となり、上手い感じでカンフル剤となるのも
良い感じの役割。

自衛隊ってこんな事までやるのかって感じの部分にも言及された
し、空幕広報室の七不思議の一つとして面白い形で比嘉の
信条にも触れていくところなど、上手く出来ていたと思う。