スターマン 〜この星の恋〜 (2013年7月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 …… 岡田惠和 演出 …… 堤 幸彦 プロデュース …… 河西秀幸、平部隆明 協力プロデュース …… 神 康幸 http://www.ktv.jp/starman/index.html

第1話 運命の男…許せ母も女だ
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富士山の麓の街で、夫に逃げられて三人の子を育てる
シングルマザーの佐和子は有る時記憶喪失の男性を車で轢きそ
うになり助けたことから、彼の記憶がないことを良い事に
彼を旦那だとして家に連れて行く。子供達はそれぞれに
違う反応を示していくが・・・

クドカンのドラマ「11人もいる!」の広末涼子さんの設定を
踏襲した感じの内容で、大泉洋さんが主演した「シェアハウス
の恋人」での宇宙人的描写の設定を拝借した感じのドラマ。

人が亡くなったことによって魂が入れ替わってしまうという
設定は近年海外ドラマでもよく見られる。「ゴースト」では
ジムが入れ替わってしまったし、「私はラブ・リーガル」でも
デビーはジェーンの体の中に魂が入り込んでしまった。

全く違う人格の持ち主になった男が、その内記憶が戻ってしま
うのではないかとする恐怖に怯えつつも、記憶が戻るまでに
如何に人間関係を築き、情を伝え合っていくのかがこのドラマ
に課せられたものなのだろう。

「最後から二番目の恋」(2012年)「泣くな、はらちゃん」(2013
年)と最近面白いドラマを連発している岡田惠和さんが脚本を
担当して居るのでとりあえず期待するものが多いし、広末さん
は完全に子育て・家庭に収まる中年の女性役というのが
板に付いてきた感じで、アイドルからは脱皮した感じだね。

星男の持つ特殊能力など気になるものも多いし、何よりも
近年では外せない子役の可愛さ、そして現代大注目の富士山
の麓が舞台と有って、ツボは抑えているのかなと思う。
つい最近まで東京スカイツリーさえ絵に入ればドラマとして
成功みたいな流れが有ったのに、暫くは世界遺産の富士山が
ロケーションとして利用されることも多くなるのかな。