スターマン 〜この星の恋〜 (2013年7月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 …… 岡田惠和 演出 …… 堤 幸彦 プロデュース …… 河西秀幸、平部隆明 協力プロデュース …… 神 康幸 http://www.ktv.jp/starman/index.html

第3話 全部ウソでした…失踪夫戻る
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

星男と佐和子の前に、星男の本来の姿を知るミチルという
女性が現れる。佐和子の前でズケズケとものを言うミチルに
対して、嘘を付いていた佐和子は何も言い返すことが出来ず
ただ星男との関係に希望を持っていた事を告げる中で、
ミチルは星男を連れて帰るという。ミチルは星男が記憶喪失
だという事はウソだと思っていたが・・・

なんだか凄くつまらないドラマに成り下がってしまったな
という感じ。
福士蒼汰くんの演技もイマイチ、広末涼子さんの存在感も微妙
ということで、殆どミチル頼みのドラマとして進行している内容だ。

彼の使う能力の使い方もイマイチ効果的な使い方に思えないし
感動にも繋がっていない。
あー飛んだね程度の安っぽさは、アニーのドラマ版ですか?
って感じで、前回、重田さんがスティーブマックイーンの
「大脱走」の疾走シーンをパロッていたけど、ドラマが機能してい
ないと妙に寒く感じる。改めてコメディセンスの難しさを感じる
ということで、バーに来ている三人組も含めて、妙に痛々しく感じて
しまう。

記憶を失った人物が、まるで以前とは性格の違いを見せるという
のは悪くは無いのだけど、前の性格だったころとの対象的な
エピソードも用意されていないので、ホントのところどういう人物
だったのかは、ミチルの言葉でしか伝わってこず、ドラマとしての
面白さが見いだせないでいる。

宇宙人ネタにしても宇宙人ではないかとする疑惑を引っ張り続けて
こそって気がするんだけどね。

火曜21時台のドラマだと過去に、主人公が人間ではないとする奇抜
な設定としては「絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜」とか有ったし、
「Q10」などのドラマも有るけど、星男くんをどうしていきたいのか
まるで分からない所が有るな。

子供の本当の父が戻ってきたという状況で、ドラマをかき乱すのかと
思うけど、まだ星男くんに感情移入していない状況だし、複雑な心境
を促すにも時期尚早って感じがする。

安田さんが流浪の人だったとする辺り、「泣くな、はらちゃん」でも似たよう
な使われ方したけど、面白い使われ方するんですかね。