スターマン 〜この星の恋〜 (2013年7月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 …… 岡田惠和 演出 …… 堤 幸彦 プロデュース …… 河西秀幸、平部隆明 協力プロデュース …… 神 康幸 http://www.ktv.jp/starman/index.html

第5話 星男の本性は凶暴新たな謎が
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突然佐和子の職場に来た星男は奇異な行動を取り始めて、
今までの優しい姿の星男の姿は次第に無くなってしまう。
自宅でこれまでの経緯が語る佐和子に対して、星男は不可解な
行動だとして、悪態をつくが、そんな彼も帰宅する場所も
なく、死に場所を探して湖の上で自殺した事を語る。
事ある毎に佐和子たちが星男と達也の事を比較するために、
嫌がる彼だが、話し合っていく内に少しずつ感情をすり合わせて
いく。

これまでの数話に比べると随分と面白くなった印象も有る。
ただエイリアン的描写は少々面白味を感じず、能力も含めて
相変わらず使い方にセンスを感じない。

居場所がない星男が家族の暖かさに触れる内に、いろんな一面
に於いて改心して、関係を深めた時に亡くなる段取りなのかな。
40年間ずっと取り残されていたとする重田のことを考えると、
自分の星に戻るか戻らないかの選択も有ったりするのかなと
思うと、その内良い感じのドラマにはなっていきそうだ。

以前にも言及したけど、田舎に留まる人たちの心情はそれなり
に面白く描かれている。
この土地で留まる事も一つの人生だろうし、劇的な変化を
求めて白馬の王子を求めたい気持ちもわかる。

まだまだ更に良い条件の男性が現れるのではないかと思っている
節が佐和子の流れをみて心が揺れている辺りが一番興味深く
描かれているのかなと思うけど、夢と現実の境目に揺れる
ドラマは設定はまるで違うけど、「Oh,My Dad!!」の主人公と
共に当てはまるものがあるな。言い寄られている内が花。
節にとっても祥子にとっても、自分から外に行こうとせず、
蜘蛛の巣のようにして、その場に留まりつつ、良い人が網に
かかるのを待っているというのは、ちょっと都合が良い感じが
しないでもない。

黒星男・白星男の呼び方は面白い感じだね。