スターマン 〜この星の恋〜 (2013年7月期・フジ・火曜22時枠) 脚本 …… 岡田惠和 演出 …… 堤 幸彦 プロデュース …… 河西秀幸、平部隆明 協力プロデュース …… 神 康幸 http://www.ktv.jp/starman/index.html

第8話 危険な能力の秘密別れの予感
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重田は星男が同じ星から来た人物だと知って、色々と節の店
でアドバイスを受ける中、佐和子もまた重田の妻・古女房から
長く関係を続けるためのアドバイスを受けようとする。
節は重田と星男のコミュニケーションの仕方には問題がある
ので、二人は島を出たことにして、宇宙船を船と見立てて会話
すれば良いのではないかと告げる。
そんな中、祥子は何処か納得出来ずにいた。
佐和子に対して言いがかりをつけてくる祥子に対して、なぜ
そんなに宇宙人なのかを問い詰めると、祥子は幼い頃から
自分はここの世界とは何処か違和感が有り、誰かが迎えに来て
くれるような気がしているのだと告げる。

なかなか伝わりづらいネタだけど、そろそろ物語の核心である
宇宙に戻るべきかこの場に留まるべきかの葛藤が物語の中で
も現実かつ真に迫る物語として台頭してきた感じが、この先の
起こるべき可能性を示唆しているようで、徐々にではあるが
盛り上がり始めた。
別れたくはないが別れる可能性が高いことを事をシナリオの
流れから読み解く事も出来るし、複雑な状況を喚起している。

この星の人間の命を助けることに対する星男たちの身を削る思い
というのがより切なさを生んでおり、地球人に忘れた自分の命を
張ってまでも他人の事を助ける姿に身につまされる思いを喚起
させている事もあるし、宇宙からの出迎えがくる以上に、その辺
の流れで別の形の別れの可能性が高いものが含まれている。


祥子が宇宙人だったとする流れは面白いと思うが、シンパシー
を感じなかったということは、別の星の宇宙人だったりしてね。

前回のドラマが比較的上手く機能していたので、今回もまた前回
の話のフォーマットをそのまま利用して構成したもので、
佐和子が一連の不可解な事象に対して、ドラマや映画だと大抵
は悲しい方向に向かうとしているある種のパターンをこのドラマ
では打ち破っていくのか。

それにしても急に古女房が良いやつになったね。