スターマン 〜この星の恋〜
(2013年7月期・フジ・火曜22時枠)

脚本 …… 岡田惠和
演出 …… 堤 幸彦
プロデュース …… 河西秀幸、平部隆明
協力プロデュース …… 神 康幸

http://www.ktv.jp/starman/index.html




 

第9話 宇野家に大事件!お迎え襲来
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星男は突然佐和子たちに働きたい事を告げ、自分も役に立ちたい
事を告げる。星男佐竹たちと共に林業として働くことを決める。
佐和子は星男が働くことを喜び朝から弁当を作る中、子供たちの
ことがおろそかになり、起こす事も忘れてしまう。
少しずつ大は態度を急変させて、ついに不満を持ち始める。


このドラマ、ネタ的には、ロン・ハワード監督の映画「コクーン」
みたいな作品だけど、宇宙人と地球人の違いや共通性を探りながらも
地球に溶け込んでいく様子が描かれる。
これに刑事ネタが絡めばカイル・マクラクラン主演の映画「ヒドゥン」
さも含まれそうだけど、さすがに殺伐としていないところはこの
街の持つ良さなのか。

この街の人たちならば、宇宙人の能力一つをとっても個性として
扱いそうな勢いだし、コミュニケーションの問題も含めて楽しそう
なやりとりが行われているけど、ネタ的に奇抜なものが有って
未だに消化不良を起こしている部分も多い。

どうしてもスキルの使いどころが面白みがない。
そして命を再生させるスキルを使うときだけなぜか凄い精力を
使ってしまうという設定も都合が良すぎるところもあるし、乱用
しているので目新しさもまるで感じない。

冒頭のオープニングで視聴者の意見が掲載されているけど、
「60点!」とか「ありえないドラマ」みたいな自虐的情報を
流しているところもまたこのドラマの奇異な一面を表しているな。

一番笑えたのは、古女房が語った「この街は宇宙銀座か」という
突っ込みだったけど、実は関係者全員が宇宙人だったとするネタでも
面白いと思うし、それだともう少し冒頭から色んな人たちのキャラ
クターの中にある奇抜さというものを描いて欲しかった。

大の嫉妬心も実際には嫉妬ではなく母親が将来を考えずにいる
ことのだらしなさに怒っての行動だという事だけど、展開としては
回りくどく、シナリオの流れをひねった分だけ感情移入もしづらくな
った。

特別に授かった力を利用して地球では、さもヒーローのように
扱われているが、能力を剥がせば一人の人間として大したことは無い。

まさに二世タレント、二世議員、世襲制のある企業体質を完全に
否定している感じのメッセージ性を感じる。

宇野佐和子 …… 広末涼子 (32歳)
星男(達也) …… 福士蒼汰 (25歳)
須多節 …… 小池栄子 (32歳、スナック"スター")
臼井祥子 …… 有村架純 (21歳、総菜売り場)
前川浩介 …… 石井正則 (40歳、総菜売り場・主任)
安藤くん …… 山田裕貴 (21歳、総菜売り場)
佐竹幸平 …… KENCHI (スナックの常連客)
平岡林太郎 …… 本田大輔 (スナックの常連客)
富山 …… 村松利史 (スナックの常連客)
溝上 …… モト冬樹 (医者)
宇野大 …… 大西流星 (10歳)
宇野秀 …… 黒田博之 (8歳)
宇野俊 …… 五十嵐陽向 (5歳)
柏原美代 …… 吉行和子 (佐和子の祖母)
重田信三 …… 國村隼 (総菜売り場)
羽生ミチル …… 木南晴夏 (星男を知る女)
古女房 …… 角替和枝 (重田の妻)
重田たけし …… 佐藤涼平 (重田家の子)
重田むつみ …… 大塚桃子 (重田家の子)
宇野 光一 …… 安田顕 (佐和子の夫)

小菅雅乃、山梨雅子、羽芝博美、水野絵里、宇都宮晃良
内田晴子、森桃子、佐藤涼平、西原信裕、大塚桃子、三島ゆたか

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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