TAKE FIVE 〜俺たちは愛を盗めるか〜 (2013年4月期・TBS・金曜22時枠) 原案：脚本 - 櫻井武晴 演出：岡本伸吾、渡瀬暁彦、川嶋龍太郎 脚本：藤井清美、丑尾健太郎 プロデューサー：伊與田英徳 主題歌 - 2PM「GIVE ME LOVE」 挿入歌 - JUJU「TAKE FIVE」 http://www.tbs.co.jp/TAKE-FIVE/

第4話 ５人で奇跡を盗め！姉妹の愛
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晴登が一人で窃盗目的で侵入した高級マンションで、窓から
侵入する男と鉢合わせする。晴登は泥棒が鉢合わせしたのか
と思うが、実際には家主である緒方研二の兄・研一だと分かる。
晴登に対してこの事を内緒にする変わりにあるものを弟の
研究室から盗み出して欲しいと頼まれる。AAT細胞発見の手がかり
となる奇跡のマウスとのこと。晴登はテイクファイブにその事
を相談する中で、瑠衣は晴登がテイクファイブの一人である
事を知り、尻尾を掴む為に仲間だと思われる正義の元に近づく。

とっかかりに相当違和感が有り、テイクファイブの存在を常に
危険にさらそうとしている晴登の行動には鼻につく部分が多い。
自分のミスを仲間に安易に押しつけようとする根性も気に入らない
けど、この手のドラマではありがちなキャラといえばキャラの
役回りなので仕方がないのかな。

兄弟、姉妹のすれ違う思い・その関係性を、盗みの流れによって
取り戻すという、盗みが愛として変換される作業・コンセプトは
面白く出来ているので、もう少し盗難の方法論には気を使って欲
しいところ。兄弟は最初に遭った運命の人という主張がとても
心に響くものが有っただけに残念だった。

また正義の行動を封印して仲間たちだけで行動を起こすというのは
面白いと思うのだけど、消防車が出て来た時には流石に違和感が
有った。
「レバレッジ」辺りを見ると消防車を拝借する過程まできちんと
描かれるのだけど、このドラマの場合それが無いので相当な
不自然さがある。
正義が研究室の前で眠っている流れも、コメディなのか情報
収集のための行動なのか一見すると分かりづらいものが有り、
なんとも煮え切らない。

多分ボヤ騒ぎであれだけの構内が騒然としていれば、同じ敷地内で
講義を傍聴している瑠衣の耳にも入っているハズで、現場に向かう
と思うし。

赤外線センサーの通り抜け方を講義の中のセリフで伝える流れ
もちょっぴり恥ずかしいほどの出来過ぎ感と幼稚っぽさが有り
萎えるところが有った。