TAKE FIVE 〜俺たちは愛を盗めるか〜 (2013年4月期・TBS・金曜22時枠) 原案：脚本 - 櫻井武晴 演出：岡本伸吾、渡瀬暁彦、川嶋龍太郎 脚本：藤井清美、丑尾健太郎 プロデューサー：伊與田英徳 主題歌 - 2PM「GIVE ME LOVE」 挿入歌 - JUJU「TAKE FIVE」 http://www.tbs.co.jp/TAKE-FIVE/

第5話 裏切り者は誰だ！？ライバル出現
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正義の前に情報屋のホームレスの女性から突然正義の捜して
いるダビンチの絵画の在処が見つかったとの連絡が入る。
ダビンチ専門のバイヤーの水無月商事社長で、欧州では特に
ダビンチの作品に人気が有る為に海外で売られる可能性が高く、
10日前後で海外に搬送されるのだという。
調査を開始しようとした矢先に突然美術館で盗難だけが発生し、
なんとその方法は20年前に出没したテイクファイブの手口と
同じなのだという。しかし瑠衣は何処か手口は同じでも最近
現れるテイクファイブとは趣旨の違う犯行である事を掴んでいく。

ちょっぴりドラマがワンパターン化しつつ有ったので、興味深
い揺さぶり方のドラマになった。

元々泥棒同士に信頼感が芽生えるというのも変な話で、特に
スタンドプレイが目立つ晴登の言動には前回を見ても、信用に
値する行動にはとても思えないので非難されて然るべきものが
有ると思う。
個人で盗む際には金目的でも良いとする縛りでもあるのか?みた
いな突っ込みが有りつつ、今回は泥棒としてのイディオムの違い
を見せる二つの似たようなチームの対決に終始する話で、そんな
晴登を巡って争奪戦が行われるという物語だ。

晴登がチーム内で疎外感を感じるほどに相手チームの持つ
イディオムに魅力を感じていくというのも悪くは無いけど、
とりあえず晴登が現在何を求めているのかが問われる話で、
それらが興味深く描かれている。晴登がある意味一目置いている
であろう人物が正義だと思うので、その感情が有る限りは
二人は離れないだろうなと思うところもある。

若さ故に晴登の行動が短絡的で感情が先走って操られやすいとい
うのが見ていて痛々しいものが有るけれど、そういう立ち位置な
ので仕方がない。ただ晴登を引き抜く意図の中に、元々仲間など
求めていないであろう姿が見え隠れしているので、それを見抜け
ない所がイチ視聴者としてもどかしさに繋がっていたかな。

晴登が得意にしているセキュリティのハッキングに関しても、
相手のメンバーの中には、それを出来る人物がいるという事は
今回のエピソードの中でもハッキリしているじゃないかと。

前日のトカゲ同様に過去に失ったものの存在に対して、真相を
追いかけるものが誤解している部分が少しずつ露わにされていく
というところも同時にストーリーの興味深さに繋がっている。

ちょっと唐沢寿明さんのアクションシーンが辛そうだったのと、
峰竜太さんが意外にも凄い迫力の有る表情で迫ってくるところ
が良く出来ていたかな。

それにしてもトカゲとストーリーの骨子が似ているな。
同じTBSなので仕方がないのか?