TAKE FIVE 〜俺たちは愛を盗めるか〜 (2013年4月期・TBS・金曜22時枠) 原案：脚本 - 櫻井武晴 演出：岡本伸吾、渡瀬暁彦、川嶋龍太郎 脚本：藤井清美、丑尾健太郎 プロデューサー：伊與田英徳 主題歌 - 2PM「GIVE ME LOVE」 挿入歌 - JUJU「TAKE FIVE」 http://www.tbs.co.jp/TAKE-FIVE/

第9話 最終章・前〜裏切り最後の晩餐
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2枚のルクレツィアの肖像画が存在している事が分かり、古堀杏子は
本物を所持し、捜していたのは自分が製作した贋作だということを
知る。杏子は逮捕される中で、瑠衣は絵を盗む現場に居た正義の
前へとやってくるが、逃げずにいた。それを知った新美たちは、
正義が捕まれば自分たちも捕まるのだとして、身勝手な行動を取らない
よう指摘される。
そんな中、正義は岩月が20年前に起きたルクレツィアの盗難・殺人事件
に関して積極的に関与していることに違和感を覚えていく。

最後の晩餐というセリフを盛り込みたい意図がありありと見える
エピソード構成だった。
テイクファイブに裏切り者がいるということ、そして今まで思い描いてきた
事実だけが真実ではないという事を描くために、正義だけでなく、瑠衣
のエピソードの流れに於いても、刷り込みが行われていた。

どうしてもドラマは、「潜入探偵トカゲ」のストリーラインの骨子が似ている
ので、ワンパターンにしか見えない部分も有るのだけど、トカゲの方が
面白いかと思えば、今度はこちらの方がやっぱり面白いのかなと思わせる
部分も有り、良い感じでケンカ・競争し合うドラマになっている。

好きと嫌い、一つの対象に憎しみと愛の両方を感じるという、ななの
パンを使って説明も言い得て妙な例えで面白かった。

少ないセリフだけど存在感を発揮している古堀親子。
キーパーソンである事は明らかだけど、二人だけでなく岩月自身も何か
知っているということなのか。香川の存在が今のところミスリードの牽引役
になっているが、果たして彼の役割はどんな感じなのかな。

本人の同意無しに得たDNAは証拠にはならないとしているけど、
ゴミは所有物ではないので、十分証拠にはなりそう。まぁ机の上から勝手に
取ってきたんだけどね。ただあのペットポドルは本当に正義が飲んでいた
ものなのかは分からないけどね。ななが犯人か!?と思ったけど、流石にアレル
を調べれば男性だという事には違いないのか。