都市伝説の女 Part2 (2013年10月期・テレ朝・金曜23時枠) 脚本：後藤法子、倉持裕、渡辺雄介、福田雄一 音楽：池頼広 プロデューサー：横地郁英、遠田孝一、浅井千瑞 演出：塚本連平、秋山純、星野和成、小松隆志 主題歌：『Sweet Refrain』Perfum http://www.tv-asahi.co.jp/toshidensetsu_02/

第2話 ＵＦＯは実在！？東京〜神戸５００キロ、死体が飛んだ！？
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六甲山でペルセウス座流星群を見ていた神戸の夫婦・岩崎裕二
と沙知。当日一緒に見ようと約束していた沙知の友人の美加子
が合流しようとするが・・・気がつくと美加子は岩崎夫婦の
後部座席で死亡して発見され、岩崎夫婦の車は羽田近くの中央
公園にいる事が分かる。

宇宙がらみ、UFO絡みのネタというとアメリカの都市伝説の引用が
多いなと思う。これもFBIで研修していた月子の影響なのか。

60年代に起きたUFO事件をベースに描いたNBCのドラマ
「ダークスカイ」とか、超常現象をネタにしたドラマ「Xファイル」
を彷彿とさせる。

六甲山と羽田は共通して未確認飛行物体の目撃談が多いという
ことで、流星群に引っかけるだけでなく、物体の瞬間移動と
アリバイトリックを掛け合わせたようなネタが描かれた。

すべての可能性に言及する為に、夫婦で協力しているのか、
それとも夫婦で足を引っ張り合っているのか、そして被害者周りの
交友関係を通して容疑者を多数を登場させてミスリードとして
描き、何がウソで何が本当のことなのかを精査していく。

殺害現場が車の後部座席ではないということを予め提示して
起きつつ、車のタイヤに付着する土壌成分と走行メーターの関係から
六甲山にいた事実を浮かび上がらせる辺りは面白く出来ていたし
瞬間移動と同時に、アリバイの二重のトリックにしている部分は
良く出来ている。
ただいかんせん、トリック自体は夫婦が描いた記憶の
断片の共通性以外は、解明はそう難しくはないなと思わせるものが
有り、すぐにトラックで運んだ事は分かったし、防犯カメラ
映像を使ったアリバイトリックである事もにおわせるものは有った。

分析官役の高月彩良さんが長澤まさみさんっぽく見える。
最近大ブレークしている鈴木ちなみさんも長澤さんっぽく見える
し、髪型がそう見せるのだろうか。

勝浦君思わず好きって言っちゃいましたが、聞いてない月子。
報われない恋という構図は面白いね。
そして丹内たちに、ウチの部署が普通の刑事捜査みたいなことを
しても意味がないとする辺りの主張がこのドラマの味になって
いるので、丹内たちとの絡みは今後共上手く描いて欲しい。