海の上の診療所 (2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 ： 徳永友一 音楽 ： 神坂享輔 プロデュース ： 藤野良太、古屋建自 演出 ： 中江功、谷村政樹、��野舞 主題歌 ： 家入レオ『太陽の女神』 http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html

第1話 瀬戸内海の美しい島々を巡る病院船の物語が今始まる
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瀬崎航太は瀬戸内の無医島64島を巡回している海診丸に
医師として乗船することになる。事務長をしている日内晃は
ようやく乗船してくれる医師が見つかったことに安堵し、
彼が来るのを心待ちにしている中、次の千登勢島で合流する
ことになっているが、時間通りに彼は現れなかった。
その頃瀬崎航太は電車で高松駅に向かい、旅をしている女性を
ナンパしようとするが・・・

「Dr.コトー診療所」を強く意識していることは火を見るよりも
明らかであり、その辺も包み隠さずネタとして描きつつ、
Dr.コータと言ってのける辺り、掴みはokって感じだった。
「あまちゃん」は未見なのでよく知らないけど、じぇじぇじぇと
福士蒼汰さんが語る辺り、ネプリーグなんかでもネタを
披露していたので、旬なものなのか。

一見すると常識外れっぽい行動を見せる主人公だけど、共同生活
を送るであろう人物が、陽気で気さくな感じのキャラクター
であることを考えると、旅して回るのも楽しそうだね。

映画「007」のジェームズ・ボンドなのか、それとも「男はつらいよ」の
寅さんや日活映画の石原裕次郎のように毎度主人公に関わるヒロイン
が変わってくるのか。
とにかく結婚したがっている様な感じの主人公の姿が有るので、
島で出会うであろう女性たちとの絡みは楽しみであり、お約束
のようにして降られるか勘違いするであろう主人公の姿は
微笑ましくもありそうだ。
いざというときには医療のスキルが有るということで、しめるところ
は締めるという感じの展開によって上手くキャラクターの落とし
どころも折り合いを付けている感じだしね。

退屈そうな場面に於いても、会話の妙で面白くしているし、
風景を見るだけでも癒されそうだ。

ただ気になるのは、この手のドラマで背景として描かれている
主人公の意外な過去なり人物関係がどのようにして存在している
のかという点か。

冒頭では森の中を逃げ回る男性のシーンが有ったし、最後に
羽鳥輝が航太を探し回る姿が有ったけど、「スターマン 〜この星の
恋〜」の木南晴夏さんパターンなのか、「雲の階段」の木村文乃
さんのようになっていくのか・・・。