海の上の診療所
(2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本 : 徳永友一
音楽 : 神坂享輔
プロデュース : 藤野良太、古屋建自
演出 : 中江功、谷村政樹、野舞
主題歌 : 家入レオ『太陽の女神』

http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html




 

第2話 ちいさな島の小学校・たった1人の生徒と先生の絆
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診療船・海診丸が今回訪れるのは、人口150人の離島・美沖島
だった。航太は失恋から二度と恋はせず仕事に集中すると
言った矢先、健康診断に訪れた美沖島で働く唯一の教師・薫
に恋をする。航太は彼女がぜんそく持ちで岡山の学校から
空気の良い離島で治療も兼ねてここで働かせてもらうことになった
が悪化している為に苦しんでいる事を知る。

離島で働く一人の女性教師が今回のヒロイン役。マリ子様の
かわいさと子供の小憎たらしさに救われる物語、
航太の砕けたキャラクターは"平成の〜"みたいな修飾語が付きそ
うな程面白く、上手く演じているなと思う。

形は違えど航太らと同様に外部から来た教師という事も有って、
重宝されている存在かと思えば、残念ながら病気を抱えている
ということで、切実なる訴えを唱えていくというもの。

呼吸器疾患のことに関してはあまりよく知らないのだけど、
吸入器頼みのところがあるのに、医者が居ない島というのは
ちょっと恐いな。吸入器というのは、比較的簡単に
町医者でも作れるものなのだろうか? 自分はPD持ちなので
離島のような場所は閉塞感を感じる為に、とてもいける気がしない
のだが、元々住んでいる人たちには、医者が居なくてもそれを
回避する為の知恵なり心構えはあるとは思うんだけどね。

ドラマとしてはそれなりに気楽に見ることが出来るのでそれなり
に満足できるものが有るが、流石にこのパターンで今後続けるには
無理が有りそうな感じで、早くも食傷感が漂った。

話の流れの腰を折りまくりの姿はコント状態にも感じるし、
先の展開が読めるわ、既視感が有りまくりで、Dr.コトーの診療所
でも雨の中崖から落ちて怪我して処置するというエピソードが
有ったよなぁと思わせた。

村長がほぼ行政を私物化しているところとか、眞子がヤンキー
だったという設定柄、遠慮無く目上の人にズカズカ物をいう
ところとか楽しい要素なのだと思う。

航太の母の店の客が素顔の鉄拳さんなんだけど、顔見せする
ことは有るのだろうか?
そして今回エンディングのパラパラ漫画にカモメが挿入した
様で、エンディングクレジットを工夫する姿は、リーカルハイ
でも行われているけど、フジテレビさんは色々と新しいことを
提言している企業では有るけど、残念ながらその評価が視聴率
に繋がっていかないところは残念なのかな。

瀬崎航太 …… 松田翔太 (瀬戸内海を巡る病院船“海診丸”、医師)
戸神眞子 …… 武井咲 (看護師)
内村葵 …… 藤原紀香 (内科医)
三崎昇 …… 福士蒼汰 (看護師)
日内晃 …… 荒川良々 (診療船"海診丸"事務長)
前島邦宏 …… 土屋裕一
羽鳥輝 …… 戸田恵梨香
海藤剛 …… 寺島進 (船長)
瀬崎玲子 …… 麻生祐未 (小料理店)
山中カルロス洋平 …… 植野行雄 (航海士)
高瀬信吾 …… 倉科岳文(鉄拳)

玲子の店の常連客 …… 平賀雅臣、坂本ちゃん

立花薫 …… 篠田麻里子 (美沖島小学・教師)
片山憲造 …… 勝部演之 (美沖島・村長)
片山遼 …… 高木星来 (憲造の孫、島唯一の小学生)
増田潔 …… 八十田勇一 (役場職員)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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