海の上の診療所 (2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 ： 徳永友一 音楽 ： 神坂享輔 プロデュース ： 藤野良太、古屋建自 演出 ： 中江功、谷村政樹、��野舞 主題歌 ： 家入レオ『太陽の女神』 http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html

第3話 瀬戸の花嫁
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海藤船長のブログに初コメントが付いて意気揚々とする中、
日内夫妻は結婚記念日を巡って夫婦喧嘩が勃発。
そんな中で浮之島を訪れることになった海診丸。人口80人程度
の小さな街であることを聞く航太は、すぐ恋をしない、船から
下りると言わない、人の物は盗らないと眞子の前で約束する。
そもそも人口80人の老人ばかりの島で恋心を抱くはずはないと
考える航太の前に、里花という島には似付かない女性が居る
のを知って目の色を変える。それを知った眞子は"ちゃんとして!!"
と訴える。
海診丸では昨年大腸がんの手術をした千鶴が定期検診に訪れない
事を知って心配するが・・・

少々ドラマの構成がワンパターンが過ぎるところがあり、お約束
好きの日本人視聴者でも退屈になりつつあるのではないかと思わ
せるものが有り、そろそろ航太の下船ネタも辛くなりつつある。
武井咲さんが"ちゃんとして!!"と怒るシーンだけは相変わらず
普遍的可愛さが有るので何度でも聞いていたいし、最後に
落ち込む航太とそれを見守る眞子の構図のシーンだけはとても
良い感じなんだけどね。

ただ昔ながらの風土である瀬戸の花嫁に引っかけた物語で、
離島からより大きな島に渡って巣立つ親子の物語を見ていると
それだけでちょっぴり涙腺を緩みそうになるところが有るのは
確かだった。

里花から結婚相手になって欲しいとした際には、結婚詐欺ではな
く、単純に認知症で薄れゆく記憶の母に対して、娘として母が
幼いときに夢に見ていたとする白無垢姿で嫁いでいく姿を見せた
いだけかと思ったら意外と大きな事実が含まれていたんだねと
思わせるところに繋がっている。まぁこれも航太先生との後腐れ
無い別れを演出する為だろうけど、人生をどの時点で間違えて
しまったのか、塩見家の家庭の事情を通して、島を出た娘の
"先生ともっと早く知り合っていたら・・"という台詞は
ちょっぴりジーンとさせるところに繋がったかなと。