海の上の診療所
(2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本 : 徳永友一
音楽 : 神坂享輔
プロデュース : 藤野良太、古屋建自
演出 : 中江功、谷村政樹、野舞
主題歌 : 家入レオ『太陽の女神』

http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html




 

第5話 みかんがつなぐ家族の絆
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

船長の海藤は、子供たちと離れて生活している為に、子供たち
はパパが僕たちを嫌っているのではないかとするメールを
送ってきたことを受けて、海藤は船を下りようかと考える。
一方海診丸は宮母島に航行していく中、日内からそこで
テレビの取材が入ることをみんなに報告する。人気のフリー
アナウンサー・上村絵里子の故郷が宮母島で有り、実家はみかん
農家だという事で、帰郷と共にこの海診丸のことを取材したい
のだとされるが・・・

基本的にドラマでは、海診丸の存在感を知らしめる為にも、
マスコミへのアピールと共にその存在を否定するものたちに
改めて存在感を感じさせるというのがメインの流れ。
そして航太も含めて、海診丸で働く以上は、家族とは離れて
暮らさなければならないとする事情が問題点として存在して
いる。

家族が離れて暮らすということは、何も海診丸の人たちだけでなく
都会に出てしまった離島の人たちも同様に問題として存在して
いるし、実家で暮らしているを除いては誰にでも多かれ少なかれ
存在している問題ではあるんだよね。そんな視聴者たちの郷愁を
誘う意味で万人受けするようなエピソードだったのだろうと思う。

家族の思いというのは意外と他人だけでなく親子関係に於いても
同様に分かりづらいものがある。
かつて別のドラマの中で家族だからこそ気持ちが分かるというのは
誤解であり、寧ろ家族だからこそ分からないことが有るとした
台詞が有ったけど、日本人は特に相手の気持ちを優先に考えるが
あまり子供に負担をかけないようにしている親の姿に涙出来る
ところが有るし、共感できるところが有ったと思う。

色々とパターン性を駆使して面白くしようとしているところも
見られるが、やはりコータ先生の親子物語と謎の女性・羽鳥輝
のエピソードは気になるね。

今回台詞の中でハッキリと「DR.コータの診療所」と語ってしまった
ところが笑えた。

瀬崎航太 …… 松田翔太 (瀬戸内海を巡る病院船“海診丸”、医師)
戸神眞子 …… 武井咲 (看護師)
内村葵 …… 藤原紀香 (内科医)
三崎昇 …… 福士蒼汰 (看護師)
日内晃 …… 荒川良々 (診療船"海診丸"事務長)
前島邦宏 …… 土屋裕一
羽鳥輝 …… 戸田恵梨香
海藤剛 …… 寺島進 (船長)
瀬崎玲子 …… 麻生祐未 (小料理店)
山中カルロス洋平 …… 植野行雄 (航海士)
高瀬信吾 …… 倉科岳文(鉄拳)

玲子の店の常連客 …… 平賀雅臣、坂本ちゃん

上村絵里子 …… 安達祐実 (宮母島出身・人気フリーアナウンサー)
上村芳江 …… 浅田美代子 (絵里子の母)
上村繁 …… 田村亮 (絵里子の父・末期がん、脳梗塞)

内田篤人、大竹浩一、西川喜一、衣笠梨代(アナ)、中村仁美(アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system