海の上の診療所 (2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 ： 徳永友一 音楽 ： 神坂享輔 プロデュース ： 藤野良太、古屋建自 演出 ： 中江功、谷村政樹、��野舞 主題歌 ： 家入レオ『太陽の女神』 http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html

第8話 憧れの先輩と再会！看護師昇の恋！？
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航太ら海診丸はみやび島を尋ねていく中で、眞子が珍しく風邪
を引いている往診には同行出来ない事を知る。
バカは風邪を引かないということで、航太が眞子の世話係を
する中で、昇は頻繁に携帯のメールに目を通す姿が目撃される。
一方日内は船内のスタッフたちに緊急招集をかけると、
明日から一泊二日で理事長のメロンを預かることになったので
決して傷つけないよう告げる。

メロンというのはやはり「DOCTOR X」の岸辺さんが持ってくる
お土産を意識した名称なのかな。
強引に差し込んだようなエピソードの流れで、なんでわざわざ
理事長のネコ?と思わず突っ込まずには居られないものがある。

ドラマはこれまでのパターンを踏襲しつつもそのパターンから
少し脱却しようと試みた話で、航太以外の人物・三崎昇のキャラ
クターの掘り下げに費やされたエピソードだった。

島の人たちとの交流ばかりで物語を構成していくのも難しい
とは思うので、こういう形のエピソードも有りだと思うが、
ネタ的にはやや物足りなさというものを感じるのも事実。

昔の彼女・彼氏からお金を借りるという事ほど屈辱的事態だと思う
し、亜希の行動は彼との思い出を全否定させることに
繋がる危ういものが有った。折角知り合った友人を失いかけない
行為そのものだったけど、その相手がホワっとした三崎昇で有る
意味では良かったのかなと思う。

ただ亜希という人物を登場させることによって三崎のスタンスが
分からず、この人の恋愛に対する性格というのが分からない
感じがした。

金が必要ならば島に拘って働く意味がないし、島に居る限り
借金など返せないのではないかと思うけど、妹が居る中で、亜希
一人が都心で働きに出るということも出来ないのかな。

眞子の中で航太に対する意識を強く持たせる意味合いも強く、
看病されることによって、ナイチンゲール症候群・・・とまで
は言わないけど、相手に良い感情を持ったことは確かだろうね。