海の上の診療所 (2013年10月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 ： 徳永友一 音楽 ： 神坂享輔 プロデュース ： 藤野良太、古屋建自 演出 ： 中江功、谷村政樹、��野舞 主題歌 ： 家入レオ『太陽の女神』 http://www.fujitv.co.jp/uminoueno_shinryojo/index.html

第9話 母になる妹へ
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年末のサラサの大会の為に、日内と葵は練習する中で、葵は
気分が悪くなり急用を取る。そんな中日内の元には何者かから
電話が鳴り始める。もしかしてこの島には日内の愛人がいる
のではないかとする中で、日内に限ってそれはないのではないか
とするが葵はああ見えて夫は女性の警戒心を解く顔立ちをして
いるので女性からの人気が高いのだという。
しかし葵は何よりも嘘をつくことが許せないとして、航太と昇
が日内のことを監視する。すると弥生の家に居る女性・巴と
日内が親しくしている事を知り、巴は妊娠している事を知る。
葵は妹の巴が日内に頼んで金を都合しようとしてもらっている
事を知る中、彼氏とケンカして家を飛び出したであろうことを
知って葵は巴に対して、昔から嫌なことがあるとすぐに逃げる
事を非難する。

眞子ちゃんが今回核心的なことを話していたな。
毎回航太が出会う女性に求婚しているが、仮にもそれが実を結んで
しまったらどういう事になるのか。

ネタとしては登場キャラクターたちの家族の問題を切り崩して
構成している感じで、離島にいる家族や関係者が必ず存在している
というのはちょっと違和感が有る。海診丸に乗る人たちの多くはやはり
離島出身者、または近隣の本土に住んでいる為にこういう関わり合い
になるのだろうか。

航太先生に対して妊娠中の女性にいきなり求婚を迫る様求めたり、
何の事情も知らない状況なのにそれを受けようとしている辺り、
そうとう適当なものが有って、人助けというよりも表面的に
その場を取り繕うが為の物語にしか見えないところも有り、将来像
に関してもまるで見えてくるものがない。
本気で結婚を考えているとしたならばお笑いぐさなのだけど、相手の
真意を引き出すために意図的にバカをして、幸せに導くというとこ
ろにつなげていけば、ある程度説得力があり合点のいくのかも。

やりとりは面白いものが有るので、楽しく見ることが出来る。
今まで日内が航太を頼みにしていたのに、突然掌を返していく
ところなど面白すぎた。

そして眞子が過去のヤンキー時代の視線から巴の男に対して
何らかの臭いを感じたであろう流れも悪くはないし、それぞれの
キャラクターの特性を少しずつ切り貼りして、一つの物語を
形成している上で、上手く構成している感じがする。

それにしても最近、眞子の「ちゃんとして!!」の切れ味が悪いぞ。