Woman
(2013年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 坂元裕二
演出 - 水田伸生、相沢淳
チーフプロデューサー - 大平太
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、大塚英治
統括 - 神蔵克
主題歌 - androp 「Voice」

http://www.ntv.co.jp/woman2013/




 

第1話 命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ
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不慮の事故で夫を失い二児の子を抱えるシングルマザーが
何処からの支援もなく生活が貧窮しつつも、逞しく生きていく
様子が描かれる。子供の手前、笑顔でいれば父親が来ると
していたが、徐々に生活は逼迫していき、そうも言って居られ
ない状況へと追い込まれていく。行政に支援を求めるが、
お役所的対応しか見て貰えず、20年間疎遠になっている実の
母と向き合うべき必要性が出て来てしまう。

ドラマとしてはほぼ現実感に終始した話となった。
子育ては二人で行えば何でもないことでも一人で行うと
途端に何十倍にも難しくなること。

気難しい現代社会が子育てを容易に受け付けていない一面が描か
れているし、助け合いの心を忘れた現代人たちの、ちょっぴり
世知辛い一面を見せられることで、子育ては苦しい物とばかり
の認識を植え付けられるものが有る。

子供の頃に母親とは何らかの決別が有ったとされる流れがあり
その辺の事実が序盤のドラマを引っ張っていきそうだ。
20年間の空白を交流を通して埋めていくことになるのか。

最近のドラマの傾向なのか会話の流れを自然に見せようとして
いる辺りの流れが上手くも有り、またドラマとして見ると
不自然でも有ったりと、なんだか単なるドキュメンタリーや
リアリティショーを見せられている様な印象も有る。

役所の人間が市民の心の悲鳴に対して勘づくことの出来ない
もどかしさも有るし、次々と現実的問題をぶつけていくことで
やがて小春は母親の当時の気持ちに触れていく一面も有るの
だろう。
苦しいときほど人の本性が見え隠れするのだろうし、そんな
状況の時こそ人となりの関係が見えて来るものが有ると思う。
苦しさだけでなく、そんな人たちの暖かさというものにも
是非触れていくドラマであって欲しいと願うばかりかも。

青柳 小春 …… 満島ひかり (27歳)
青柳 望海 …… 鈴木梨央 (6歳)
青柳 陸 …… 橋來 (3歳)
青柳 信 …… 小栗旬 (31歳・没)

植杉 紗千 …… 田中裕子 (56歳、小春の実母)
植杉 健太郎 …… 小林薫 (58歳、再婚相手、仕立て屋)
植杉 栞 …… 二階堂ふみ (19歳、娘)
蒲田由季 …… 臼田あさ美 (26歳、シングルマザー、二児)

砂川藍子 …… 谷村美月 (25歳、研修医、良祐の妻)
砂川良祐 …… 三浦貴大 (26歳、市役所勤務)
澤村友吾 …… 高橋一生 (35歳、藍子が勤める病院の医師)

井之上隆志、須田理央、田中レイ、堤日和、庵原匠悟
巨勢竜也、高田愛斗
庄司永建、片岡富枝だ、ト字たかお、九太朗、藤田秀世
奥田由美、吉原亜希子、呑山仁奈子、天本咲
YU-TA、檜尾健太、羽野敦子、岐部公好、橋本トシ
師岡広明、中野マサアキ、本山歩

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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