Woman
(2013年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 坂元裕二
演出 - 水田伸生、相沢淳
チーフプロデューサー - 大平太
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、大塚英治
統括 - 神蔵克
主題歌 - androp 「Voice」

http://www.ntv.co.jp/woman2013/




第7話 生きる為に死んだ大切な人、その真実
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小春は信が植杉家に忘れていった黄色いマフラーを受け取り、
その包装紙に有った住所に連絡を入れると、そこが信の
故郷であることを知る。小春は信が忘れていった手紙が
その店に残されていると聞いて、信が育った山梨へいき、
ロッヂ長兵衛へと向かう。

いよいよ信さんの家庭環境が描かれ、家族に対する特別な思い
というものが語られた。

なかなか自分の家庭の事情を語れずに居る中で、手紙に書いて
全てを告白したいであろう事は分かるけど、やはりタイミン
グよく手紙が出て来た感じがするのはドラマらしいところかも。

前日の「スターマン」の中でもシングルマザー故の苦悩が描かれ
て、その中でも達観しているお婆ちゃんが、シングルだから
こそ子供が人に優しく、そして強く成長出来た事を語るシーン
が有る。決定的にこのドラマと違うのは、子供のことを気に掛
けてくれる祖父母の存在の有無だろうね。

小春の母とは、まるで意味合いの違う信の母と家庭環境の姿。
子供を産むことで母親は自分の人生を犠牲にしなければならな
いみたいな主張のドラマはよく見かけるけど、この母親は
子供に責任を押しつけているだけで、実際には自由気ままに
暮らしている。その結果、子供が産まれたのだろうし、
同世代の川島なお美さんを引き合いに出して、若かりし頃の
自分の美貌と現在の境遇のギャップに憤りを覚えて、全てを
信さんにぶつけているというとんでもない母親の姿が有った。
ある意味女性の親だから酷く見えるのかも知れないが、
ネグレストの問題は虐待の一つとして、社会の闇として至る
ところに潜んでいるのだろうね。

ドラマとしてはそれなりに見応えも有り、その勢いに乗じて
栞が小春に告白するというのは、いずれ語るであろう事実を
考えると、タイミングとしては悪くは無いのだろう。

ただ前回、血が凝固しないので気をつける様言われていた
だけに、ガラスで足を切って血が流れることの方がある意味
怖く感じた。この機会に、小春も病気の事実を話して、
全てをクリアにしてから始めましょうって感じだね。

青柳 小春 …… 満島ひかり (27歳、シングルマザー、二児の母)
青柳 望海 …… 鈴木梨央 (6歳、娘)
青柳 陸 …… 橋來 (3歳、息子)
青柳 信 …… 小栗旬 (31歳・没)

植杉 紗千 …… 田中裕子 (56歳、小春の母)
植杉 健太郎 …… 小林薫 (58歳、紗千の再婚相手)
植杉 栞 …… 二階堂ふみ (19歳、紗千と健太郎の娘、美術)
蒲田由季 …… 臼田あさ美 (26歳、小春の友達)
蒲田 直人 …… 巨勢竜也 (9歳、息子)
蒲田 将人 …… 高田愛斗 (7歳、息子)

砂川藍子 …… 谷村美月 (25歳、研修医)
砂川良祐 …… 三浦貴大 (26歳、藍子の夫)
砂川 舜祐 …… 庵原匠悟 (息子)
澤村友吾 …… 高橋一生 (35歳、医者)
潤子 …… 片岡富枝

宮前 …… 田中要次 (元郵便局員、信の面倒を見てくれた)
津川 …… すわ親治 (土産物店・店主)
青柳静恵 …… 神野三鈴 (信の母、芸能界を目指していた)

まいど豊、安田裕、斉田雅宏、古俵純



評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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