Woman (2013年7月期・日テレ・水曜22時枠) 脚本 - 坂元裕二 演出 - 水田伸生、相沢淳 チーフプロデューサー - 大平太 プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、大塚英治 統括 - 神蔵克 主題歌 - androp 「Voice」 http://www.ntv.co.jp/woman2013/

第10話 お母さん、ほんとうのこと言って！
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

小春は貧血が多くなり2、3日の入院が必要とされる中で、
子供たちには本当の事を言わずに家を留守にすることにする。
望海は入院前に小春が両親と会話しているのを聞いており、
母が病気なのではないかとして、心配する姿が有った。
一方健太郎もまた娘の栞に、信に対して行った罪の意識を
どの程度感じているのか分からない為に、現実と向き合う
必要性を唱える中、川に落ちてしまい、足を負傷してしまう
ことになる。

ほぼ来週の最終話に向けたつなぎ的流れに感じてしまうところ
が残念なエピソードだった。

ただ栞が折角信の事を突き落とした被疑者を見つけたのに、その
問い詰め方は不器用なものが有り、せめて写真でも撮影して、
なんとか罪を償わせても良かったのになと思うところも有った。
出来ればオフィスなり自宅まで尾行しても良かったと思う。

色んな形の親子関係を取り上げているドラマだけど、砂川家の
エピソードがちょっぴり消化不良でもったいない感じにも思える。

両親がそろっていても不幸な家庭は有る例として扱われている
感じだけどね。

病気の事実を隠していたことでその気持ちを丁寧に子供に語って
聞かせたり誠実な姿を見せていた感じだけど、今更って感じ
にも思える流れ。
シングルではなく三人家族だとしたり、一度罪を犯したものが
人を救う側の人間に回ることはかなわないことなのかとする
健太郎の切実な問いかけも響くところはあるけど、インパクト
は前回に比べると足りなかった感じ。

前回小春が母・紗千に対して、どんなにしても許さないという
ことを語っていた為に紗千も事の大きさをそのまんま栞にダイレクト
に伝えてしまった感じだけど、健太郎のようにオブラートに
包むようなものの言い方が出来なかったのかという感じがして
何とも複雑だった。