夜行観覧車 (2013年1月期・TBS・金曜22時枠) 原作：湊かなえ 脚本：奥寺佐渡子、清水友佳子 音楽：横山克 演出：塚原あゆ子、山本剛義ほか プロデュース：新井順子 協力プロデュース：橋本孝 主題歌：「VOICE」AI http://www.tbs.co.jp/yakoukanransya/

第5話 加速する悪意…暴走する娘と母の叫び
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殺人事件が起きて三日過ぎても一向に事件は解決に向かわず、
ひどりヶ丘を仕切るさと子から刑事は話を聞く。
ひばりヶ丘には電線が無い。景観、町の品格の為にに住民達が
資金を集め電線を埋めさせた為で、この町を自分たちが作った
とする高い意識が存在しているとして自慢話を語られる中で、
自分は事件当日の夜、遠藤家の旦那・啓介が高橋家から出てくる
のを目にしたという。啓介は逆にさと子こそ家から出て来た事
を語るが・・・

事件現場で有る自宅から離れていたい気持ちというのも大きく
伝わってくるものが有るけど、三日も経って未だに京都の長男の
元に刑事が話を聞きにも行かない怠慢さが何とも言えないものが
ある。

ただ木曜日のテレ朝のドラマに比べると、300倍は面白い。

事件が起きる家庭も起きない家庭も紙一重だとする夫のセリフ
は自身の家庭の事情を物語っていて、いつ事件が起きるとも
分からない状況を示唆しているものだろうが、他人の家庭の
凄惨な姿を見て、我が身を正すことは十分に感じられる。

事件は今のところ啓介なのかさと子なのかという感じで、重要な
情報を握っているであろう二人の姿が見て取れるけど、
二人とも事件を目撃していたにしては冷静すぎるところも有るので
肩透かしに終わるという所だろうか。

額面通りだと慎司が父を襲ったのだろうけど、襲った時には父は
亡くなっておらず、その後に何者かがとどめを刺した的なドラマの
ありがちな犯人のすり替えがどんでん返しで起こりそうな内容なのかも。

マー君こと、雅臣が本当に実在していた辺りが一番のサプライズだ
った。この人も何らかの事情に関わっていたりするのかな。
多分アメリカでは仕事をしていないのだろうけどね。